ソニーは3日、「Android TV」を採用する液晶テレビ「BRAVIA」の詳細な機能説明を行なった。対応機種は4Kテレビの「X9400C」「X9300C」「X8500C」、2Kテレビの「W870C」となる(いずれも7月4日発売予定)。
Android TVの大きな特徴となるのが「Voice Search」、つまり音声検索だ。有名人の名前や作品名を声で入力すれば、関連するタイトルや番組、動画などが横断的に検索され、表示されるが、それだけではない。「エベレストの高さは?」「インドの人口は?」「今日は傘いる?」といった入力でも、Googleの検索エンジンにより適切な情報を表示してくれる。このように、生活に密着して聞きたいことが聞けるのがポイントだという。
豊富なアプリの導入ができるのも特徴の1つ。「Youtube」や「ニコニコ動画」「hulu」などの動画系アプリや、「クックパッド」「スカパー! プロ野球セット」「HIS TV」といった生活情報系アプリ、「ホームフィットネス24」といった健康アプリなどを紹介していたが、中でも力を注いでいるのが知育系アプリ。
日本向けのAndroid TV用知育アプリはほとんどない状態のため、同社がAndroid向け知育アプリをリリースしているベンダーに声をかけ、Android TV向けに提供してもらっているとのことだ。
また、ゲームアプリの導入も可能。というか、アプリの数で言えばゲームが一番多いそうで、USBコントローラーやキーボード、マウスなどのUSBデバイスの接続にも対応する。
なお、アプリはGoogleストア以外に「Sony Select」という専用ストアからも導入可能。Sony Selectでは、同社がおススメするアプリを導入できるほか、Googleストアで扱われないウェブベースのBRAVIA独自機能を利用することが可能だ。
BRAVIA独自の機能として実装されているのが「番組チェック」。リモコンの番組チェックボタンを押すと、画面下方に横一列でサムネイルが表示される。
ここには、地デジやBS、CSで現在放送中の番組やネットコンテンツ、あらかじめ登録した検索キーワードに関連する番組やコンテンツなどが表示される仕組み。一列表示なので、リモコン(パッド)の上下で項目を切り替える。これにより、テレビとネットのコンテンツの切り替えがしやすくなる。
このほか、Google Castに対応。Chrome Castと同等の機能をテレビで利用可能だという。