扱いやすさがなかなか好印象、
“ちょうどいい”3Dプリンター入門機「MF-500」
MF-500の開封からセッティング、テスト出力までを試してみたが、紙用プリンターとは“お作法”が異なるため、その点だけに注意すれば、特に困ることはない。MF-500のセッティング後は、フリーで配布されている3Dデータを出力してみたり、何かしらを作ってみたりするにはちょうどいい感じだ。
しかも、MF-500は扱いやすいため、ちょっと変更して作り直してみようという気になりやすい。“モノ作り”というと試行錯誤が付きものでもあるので、この点は非常に重要なはずだ。
また、出力用3Dデータの生成にPCスペックが必要そうに思うかもしれないが、一般的なPCでもそこそこ動作する。今回は、Core i7-4790を搭載した富士通のデスクトップPC「ESPRIMO WD2/S」とMF-500を組み合わせて利用しており、データのコンバートも含めてストレスは少なかった。
MF-500を手に入れて、精密な3Dモデルを作成していく予定であれば、ノートタイプではなく、ESPRIMO WD2/SのようにCPUやグラフィックスボードなどのパーツを後から買い換えて性能を強化できるデスクトップPCのほうが安心だろう。次回は、MF-500の上位機種である「MF-1150」を試しつつ、遊んでみる予定だ。
富士通 WEBMART「3Dプリンターキャンペーン」
富士通WEB MARTでは、「3Dプリンターキャンペーン」を開催中だ。期間は6月12日から7月1日14時まで。
キャンペーン内容は、富士通WEB MARTのみの特別プレゼントとして、材料となるフィラメント(PLS)を1ロール分追加プレゼントするというもの。入門機「MF-500」用:2700円相当、上位モデル「MF-1100」「MF-1150」用:5000円相当だ。
また、「MF-500」を富士通WEB MARTのみの特別価格で販売しており、通常価格9万700円(税込)がなんと8万2800円(税込)となっている。この機会に、3Dプリンターの世界に飛び込むのだ!
主なスペック | |
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製品名 | パーソナル 3D プリンタ MF-500 |
富士通 WEBMART価格(税込) | 8万2800円(7月1日14時までのキャンペーン価格) |
造形方式 | 熱溶融積層(FDM)方式 |
ヘッド数 | 1個(内製ヘッド) |
成形テーブル | ヒーターなし |
冷却ファン | シングル |
最大造形サイズ | 100×100×100mm |
Z軸解像度 最小積層ピッチ/最大積層ピッチ |
0.05mm(条件付き。すべてのデータで0.05mmを保証するものではない)/0.5mm |
使用材料 | PLA(直径1.75mm) |
入力データ形式 | STL |
ソフトウェア | 制御ソフトウエア:日本語Pronterface、スライサーソフト:日本語Slic3r |
サポートOS | Windows 7/8/8.1 |
データ転送 | USB接続 |
サイズ | 280×242×352mm |
重量 | 8kg |
付属品 | フィラメント1巻、USBケーブル(1.5m)、チュートリアル、座屈防止テープ、造形定着シート(テーブル貼り付け済み) |
マニュアル | ユーザー登録後にダウンロード |