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「富士通 WEBMART」販売で、買いやすさもバッチリ

実は簡単!? 国産3Dプリンター「MF-500」を試してみた!! (3/4)

2015年06月15日 08時00分更新

文● 織野至、編集●ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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データがあれば、あとは出力するだけのお手軽さ

 MF-500のZ軸解像度は最小積層ピッチ0.05mm(条件付き)、最大積層0.5mmになっている。最小積層ピッチはすべてのデータで0.05mmを保証するものではないため、出力するデータ次第になる。手始めは積層ピッチ0.3mmから始めてみるといいだろう。

 また、マニュアルにある設定値から、用途に応じて設定を変更していくと、出力完了までの時間が大きく変化する。単純な形状で、かつ積層ピッチが広いものについては短時間、複雑な形状でかつ積層ピッチが狭いものであれば、当然ながら出力完了までの時間は長くなる。そのため、まず試す場合は、立方体や球体などカンタンな形状のモノがいいだろう。日本語Pronterfaceには推定プリント時間が表示されるので、出力したい形状と出力時間のバランスを見ながら調整するということも可能だ。

日本語Pronterfaceで出力する手前の状態。出力するデータが表示されるほか、所用時間の目安も表示される。この場合は複雑な形状のデータを読み込ませてみたため、推定プリント時間が約3時間とかなり長めになった

 注意点としては、MF-500は出力した物体を粘着シートで固定するタイプなので、なるべく設置面を多く用意しておくこと。アプリケーションによっては、保持する部分を自動的に生成してくれるものもあるが、体験版などでできる範囲だと、球体などは避けて設置面が多いデータを用意したほうが、出力中に位置がずれるなどのハプニングが起きにくい。

「AUTODESK 123D DESIGN」でシンプルなデータを用意したところ。これくらいのものでテストがオススメ

出力中の様子。動作音は大きめだが、思ったよりも気にならない。深夜でなければご近所を心配しなくてもいいほどだ

積層ピッチ0.3mmで出力した直後の様子。段差がよくわかる状態だ。積層ピッチを0.1mmなどにするとさらに細かくなるが、ヤスリがけなどをする前提であれば、これくらいの積層ピッチでもよさそう

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