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新「15インチMacBook Pro Retina」レビュー -ストレージ爆速、上位モデルは5K出力対応

2015年06月05日 11時00分更新

文● 山口優、編集●ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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新GPUの魅力は、上位モデルの5K出力正式サポートにあり!?

 次に、「CINEBENCH R15」も実行してみたところ、次のような結果になった。前モデルの場合、OpenGLのスコアは55前後なので1割程度は性能がアップしているといえそうだ。

「CINEBENCH R15」によるベンチマーク結果

CINEBENCH R15によるベンチマーク
機種 CPU グラフィックス OpenGL CPU
15インチMacBook Pro Retina(Mid 2015) Intel Core i7-4870HQ AMD Radeon R9 M370X 62.35fps 559cb

 新モデルの上位機種は、アップルのノートとしては初めて5Kの外付けディスプレイを正式にサポートしており、Dell UP2715Kなどの5Kディスプレイでは5120×2880ピクセル、60Hzでの表示が可能だ(ただし、フル解像度で表示するにはDisplayPort ケーブル2本を使用する必要がある)。高解像度ディスプレイを使いたいユーザーには、今回のアップデートは大きな魅力ではないだろうか。

新モデルからは5Kディスプレイへの出力が正式サポートされた。5Kディスプレイをフル解像度で使用するには、DisplayPort ケーブル2本を使用する必要がある

読み書き速度が驚異的に向上したフラッシュストレージ

 CPUやグラフィックスが前モデルから変化がないか小規模なアップデートにとどまっているのに対して、大幅に性能が向上しているのがストレージだ。前モデルもPCIeベースのフラッシュストレージを搭載していたが、本機は接続方式がPCI Express 3.0 x4となり、より高速な書き込み、読み込みが可能になっている。そこで、「Blackmagic Disk Speed Test」でストレージの性能を計測してみた。結果は、下図の通り驚異的なものとなった。

ストレージは、512GBのフラッシュストレージが搭載されている

Blackmagic Disk Speed Testによるベンチマーク結果。シーケンシャルリードが1.8GB/s近い驚異的なスピードが出ている

 RAIDではない単一のストレージを搭載したノートとしては間違いなく最高峰で、これまで見たことのないスピードが出ている。実際、OSの立ち上がりやアプリの起動、各種ファイル操作なども体感できるほど速く、これに慣れてしまうと従来モデルのフラッシュストレージでもかったるく感じるほど。大容量データを扱うユーザーはもちろん、一般的なユーザーでもその恩恵に与れるにちがいない。

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