“マシカク”の写真が出力されないのが残念なところ
ポラロイド SocialmaticカメラはInstagramによって社会的認知を得たフォトSNSの世界をスマートフォンベースのデジタルカメラの標準機能として取り込んだなかなか意欲的な商品だ。
しかし、構想に比較してハードウェア的インプリメンテーションが少しお粗末だと感じてしまうところがある。まず、Instagramのアイコンに似た本体だが、一辺が130mmもある超ビッグサイズだ。
そして、昨今のスマホに慣れていると、液晶タッチスクリーンの感度やレスポンスの悪さが、単体のSNSカメラとして、撮影からSNSの設定、コメント入力などすべてをキーボードで行なうのがストレスになってしまう。
そして、なにより筆者にとって残念なのは、大きさの程度は別にしても、“マシカク”の極めてスタイリッシュなアイコンデザインのSocialmaticカメラから、正方形の写真が出てこずに、ほぼ16対10サイズの現代的な写真が印刷されて出てくることだ。
ポラロイドの歴史ある専売特許の正方形の写真が出てこないカメラは、もはや“ポラロイド”ではない。
正方形の写真の下の、無駄とも思える大きな余白にコメントやメッセージを書けてこそのポラロイドなのだ。
チャプターイレブン(アメリカ合衆国連邦倒産法第11条:日本の民事再生法)適用企業に次回があるかどうか筆者にはわからないが、もう一度チャンスがあれば、何はさておき、マシカクな写真をアウトプットすることに全力をあげて頂きたい。
今回の衝動買い
アイテム:ポラロイド Socialticデジタルカメラ
価格:アマゾンにて299ドル(約3万7000円)で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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