MVNOが扱うスマホは海外メーカー製ばかり、という時代はとうに終わり、国内ブランドのスマホも充実してきた。今回はMVNO向けに発売されているAQUOS SH-M01、VAIO Phone、Xperia J1 Compactを取り上げ、その実力をチェックする。まずはスペック&料金から。
対応機能の豊富さでまずはXperiaがリード?
今回から4回にわたって比較していくのが、楽天モバイルなどで発売中のシャープ「AQUOS SH-M01」、日本通信から販売されている「VAIO Phone」、ソネットなどで扱われている「Xperia J1 Compact」の3機種だ。まずは簡単に特長を紹介する。
●シャープ「AQUOS SH-M01」
4.5型のIGZO液晶に、487ppiのフルHDディスプレー、13.1メガカメラを搭載。IPX5/7の防水仕様。3日間の電池持ちを謳うシャープらしい端末だ。
●日本通信「VAIO Phone」
VAIOブランドへの高い期待から、発表時には良くも悪くも大きな話題となった機種だが、Android 5.0を採用している点は魅力。アウト側に13メガ、イン側に5メガのカメラを搭載し、バッテリー容量も3機種中最大の2500mAhだ。
●ソニーモバイル「Xperia J1 Compact」
MVNO向けスマホながらおサイフケータイに対応している。2070万画素のカメラを搭載し、防水・防塵仕様、スタミナにも自信があるなど、ハイスペックと言える。
まずは主なスペック、対応機能を以下にまとめた。
|
AQUOS SH-M01 |
VAIO Phone |
Xperia J1 Compact |
|
|---|---|---|---|
| メーカー | シャープ | 日本通信 | ソニーモバイル |
| 本体サイズ | 約63×128×9.8mm | 約71.3×141.5×7.95mm | 約65×128×9.7mm |
| 重量 | 約120g | 約130g | 約138g |
| 画面サイズ | 4.5型 | 5型 | 4.3型 |
| 画面解像度 | 1080×1920ドット | 720×1280ドット | 720×1280ドット |
| OS | Android 4.4.2 | Android 5.0.2 | Android 4.4.4 |
| CPU | クアッドコア 2.2GHz | クアッドコア 1.2GHz | クアッドコア 2.2GHz |
| ROM/RAM | 16GB/2GB | 16GB/2GB | 16GB/2GB |
| メモリーカード | microSDHC(32GB) | microSDXC(64GB) | microSDXC(128GB) |
| 下り最大通信速度 | 150Mbps | 150Mbps | 150Mbps |
| 4G対応周波数 |
2GHz/1.7GHz /1.5GHz/800MHz |
2GHz/1.7GHz /800MHz |
2GHz/1.7GHz /1.5GHz/800MHz |
| キャリアアグリゲーション | × | × | × |
| VoLTE | × | × | × |
| 連続通話時間 | 700分 | 800分 | 580分 |
| 無線LAN | 2.4/5GHz対応 | 2.4/5GHz対応 | 2.4/5GHz対応 |
| テザリング | ○ | ○ | ○ |
| カメラ画素数 | 1310万画素 | 1300万画素 | 2070万画素 |
| インカメラ | 120万画素 | 500万画素 | 220万画素 |
| 防水/防塵 | ○/× | ×/× | ○/○ |
| ワンセグ連続視聴 | 8時間 | × | × |
| フルセグ連続視聴 | × | × | × |
| FeliCa | × | × | ○ |
| 赤外線通信 | × | × | × |
| NFC | × | × | ○ |
| Bluetooth | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
| MHL(HDMI) | × | × | ○ |
| Miracast | × | × | ○ |
| SIM形状 | microSIM | microSIM | microSIM |
| バッテリー容量 | 2120mAh | 2500mAh | 2300mAh |
| Qi | × | × | × |
| カラバリ | White、Red | 黒 | ホワイト |
先日発表のあった最新の夏モデルほどではないが、MVNO向けの機種としては、かなりスペックが高い。
まず携帯性なら画面が4型台のAQUOS、Xperia。しかし最近の主流である5型スマホが良いのならVAIO Phone。VAIO Phoneは他の2機種より薄いので、その点がどう操作に影響するか、次回以降が楽しみ。
OSでもVAIO PhoneのみがAndroid 5.0で先を行く。だがCPUではAQUOS、Xperiaの性能が高い。これも実際に操作をして差が出るのか。
4G(LTE)の周波数帯はAQUOSとXperiaが4バンド対応である。いずれもVoLTEには非対応なので、通話は3G。通話時間を見るとVAIO Phoneが有利。バッテリー容量も大きい。カメラは画素数だけを見ればXperiaだが、13メガ以上とどの機種もハイスペックだ。
防水・防塵の両方に対応したのはXperiaのみ。しかしAQUOSは防水とワンセグに対応している。最近は話題にならないワンセグだが、緊急時やスポーツイベントの生視聴などにはまだまだ活躍する。
そしてXperiaはおサイフケータイへの対応がやはり光る。モバイルSuicaはいまだ使えないが、楽天Edy、WAONに対応しているだけでも魅力的。NFCを使った通信も可能だ。さらにXperiaの場合、MHL/Miracastに対応しているのもありがたい。
後半の機能でXperia J1 Compactが差をつけた印象。まずは一歩リードと言える。
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