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プロなら、15インチ「MacBook Pro」か「VAIO Z Canvas」か

「VAIO Z Canvas」レビュー - これが実用タブレットの最高峰だ

2015年05月22日 11時00分更新

文● 高橋量、編集●ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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ペン入力の描き心地は文句ナシ!

 続いて、「VAIO Z Canvas」でペン入力を試した感想を紹介しよう。付属のデジタイザースタイラス(ペン)は、すでにVAIOシリーズではおなじみのもの。デジタイザーはN-Trig製で筆圧感知はハードウェアで256段階、さらにソフトウェアを利用することで1024段階に対応する。

「VAIO Z Canvas」に付属のデジタイザースタイラス(ペン)

付属のペンホルダーは本体の右側面にセットできる

設定ユーティリティー「VAIOの設定」から、ペン入力時の筆圧を調整可能だ

 ペン入力を行なう液晶ディスプレーのサイズは12.3型で、解像度は2560×1704ドットだ(画素密度は約250ppi)。アスペクト比は3:2で、一般的な16:9の液晶ディスプレーと比べて幅が狭くなっている。だが一般的なオフィス用紙の比率(√2:1≒3:2.12)に近いため、紙の判型をイメージしながら描けるのは大きなメリットだ。

「VAIO Z Canvas」のデスクトップ。解像度は2560×1704ドットで、アスペクト比は3:2。画素密度は約250ppi

 ペン入力時の追従性については問題なく、ストレスフリーで利用できた。ただし筆者はイラストについてはまったくの素人なので、プロが感じるとることができる微妙な差異までは判別できていないかもしれない。ただ、これまでさまざまなペン入力対応PCに触れてきた中で、「VAIO Z Canvas」の描き味はトップクラスであると断言できる。

ペンの濃淡やペン先の入り抜きなどの表現もバッチリ。画素密度が250dpiと非常に高精細なだけあって、微妙なタッチも精細に表現できる

3Dツール「Sculptris Alpha 6」でペン入力によるモデリングを試している様子。微妙なタッチでも確実に反映されていた。高性能CPUを搭載しているので、複雑な形状のモデルでも快適に操作できる

 液晶パネルと表面の強化ガラスのすき間を樹脂で満たす「ダイレクトボンディング」を採用していることもあり、ペン入力時の視差はほとんど感じられなかった。下の写真では分かりやすくするためにデジタイザースタイラスを少し浮かせた状態で撮影しているが、液晶ディスプレーの端部分でも、狙った場所でしっかり認識されていた。

視差の少ないダイレクトボンディング方式を採用することにより、思いのままに線を描くことができる。液晶ディスプレーの端でも認識される

 「VAIO Z Canvas」では、ソフトウェア面でもクリエイター向けの配慮が感じられる。たとえば本体上面にあるボタンを押すことで、キーボード代わりに使えるショートカットキーメニューが表示されたり、タッチパネルの有効/無効を切り替えたりできる。

本体上面の両脇にあるボタンを押すことで、ショートカットキー代わりに使えるメニューを表示したり、タッチ操作のオンオフを切り替えられる

キーボードを使わなくてもショートカットキーを利用できるメニュー

 ショートカットキーメニューは、細かなカスタマイズにも対応している。たとえばソフトごとに用意されたキーセット(プリセット)を利用したり、自分でショートカットキーの組み合わせを変えることが可能だ。本格的なイラスト制作にはショートカットキーの利用が欠かせないといわれるだけに、これはかなり便利な機能だ。

標準のキーセットを利用している様子。メニューから「Shift」を押しながらペンで描くことで、ブレのない直線を簡単に描ける

主要なソフト向けのキーセットが用意されているほか、ショートカットキーの組み合わせを自作することも可能だ

 「VAIO Z Canvas」は、市販のキャリブレーターを使ったソフトウェアキャリブレーションにも対応している。また、色温度のプリセットである「VAIOキャリブレートカラーモード」を利用することで、液晶ディスプレーの色温度をsRGBやAdobeRGBの色校正に使われる「D65(6500K)」や、印刷物の色校正で利用される「D50(5000K)」に素早く切り替えることが可能だ。

液晶ディスプレイの色温度を標準的な規格に素早く合わせられるほか、カラーキャリブレーションによる色あいの補正にも対応している

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