プロなら、15インチ「MacBook Pro」か「VAIO Z Canvas」か
「VAIO Z Canvas」レビュー - これが実用タブレットの最高峰だ
Windows 8.1の総合的な快適さを計測する
「Windowsシステム評価ツール」
Windows 8.1の総合的な快適さを計測する「Windowsシステム評価ツール」(WinSAT.exe)の結果は、以下の表のとおりとなった。外付けGPUを搭載しないPCとしては、かなり高めのスコアだ。特に注目したいのは、ストレージのスコアで「9.05」と出ている点。筆者はこれまでさまざまなPCでテストをしてきているが、素(す)の状態で「9」以上のスコアが出たのは「VAIO Z Canvas」が初めてだ。
試用機の「Windowsシステム評価ツール」の結果 | |
---|---|
CpuScore(プロセッサー) | 7.9 |
MemoryScore(メモリー) | 8.6 |
GraphicsScore(グラフィックス) | 6.1 |
GamingScore(ゲーム用グラフィックス) | 6.1 |
DiskScore(プライマリハードディスク) | 9.05 |
「PCMark 8」についても、それぞれのテストでかなり優秀な結果が出ている。まさに最強のタブレットといっても過言ではないスコアだ。
バッテリー駆動時間テストでは、約6時間51分の動作
実際のバッテリー駆動時間を計測するために以下の条件でテストを行なったところ、開始から約6時間51分でバッテリー残量が5%に達し、休止状態へ移行した。約7時間という結果はタブレットとしては標準的ではあるが、47W版のCore i7搭載マシンでの結果と考えればかなり驚異的なスタミナだ。
バッテリー駆動時間テストの条件
- 電源プランを「省電力」に設定化
- 「VAIOの設定」から動作モードを「静かさ優先」に設定化
- 無線LANとBluetoothをオンに設定化
- ボリュームは50%に設定化
- ディスプレーの明るさを40%に設定化
- ディスプレーの輝度調整機能を無効化化
- テストには「BBench」を使い、10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
試用機のバッテリーレポートを確認してみたところ、設計上のバッテリー容量(Design Capacity)は100274mWhだった。数値としては一般的なノートに比べるとはるかに大きい。ちなみに15時間駆動のVAIO Zでは設計上のバッテリー容量が58280mWhだったことを考えると、かなり大容量のバッテリーを内蔵していることがわかる。