基本機能はほかのスマートウォッチと同様
スマホからの通知表示がメイン
AW08はAndroid Wearの代わりに、専用の連携アプリ「Smart Watch」を専用サイトからダウンロードして、Androidスマートフォン(親機)に導入して連携するスマートウォッチだ。
できることは、Google WatchやApple Watchとほぼ同様。アプリの機能の90%以上は、親機であるスマートフォンにネットから配信されたメールやSNSのコメントなどの通知情報を、Bluetoothで手首に装着したAW08に再通知(プッシュ)することだ。
そのために、最初の作業は、AndroidスマホとAW08のBluetoothペアリングだ。ペアリングの手順はBTキーボードやBTヘッドセットと同様のプロセスで簡単に短時間で終了する。
続いて、スマートフォンに届いた多くの通知情報のうち、どの情報をAW08に再通知するかの取捨選択をアプリ上のテーブル管理で行なう。Google WatchでもApple Watchでも同様だ。
何もかもを再通知するように設定してしまいがちだが、結局、そんなに何もかもすべての情報を必要とするユーザーなら、スマートウォッチなどやめて、常にスマートフォンの画面を見ているべきだろう。
まずはスマートフォンからAW08への再通知はすべてOFFにしておく、というのがスマートウォッチを使うユーザーの最初の一歩だろう。
続いて、AW08本体の設定作業だ。まずは、画面上のメニューなどの表示言語の選択だ。多くの言語の中に日本語も選択できるので、ひとまず日本語を選択する。現在時刻と年月日、LCDバックライトの自動OFFまでの秒数を設定すればセットアップ完了だ。設定作業自体は極めてシンプルである。
中国製ガジェットにありがちな
おかしな日本語表記が愛嬌
実際に日本語に設定してしばらく使ってみると、商品のインプリメントに日本語の理解できるスタッフがまったく参画していないことが分かるような、戸惑う日本語表現が時々表示される。筆者の個人的お気に入りは「荷重」というのと「完全な」という表現だ。
前者はちょっと想像できなかったが、メニューを一時的に英語表現に変更して分かった「Loading……」だった。後者は「Complete」。
まあ、考え方によればこれも愛嬌だ。これくらいのことで目くじらを立ててしまうユーザーは中国製のガジェットを買う資格はないだろう。
すべての設定が終了すれば、リューズの下側に位置するサイドボタンを長押ししてリブート(再起動)してみよう。派手なビープ音とともに最初に剥がしたシール上に描かれていたApple Watchのホーム画面によく似た画面が一瞬表示される。
残念ながらこの画面はスタートアップ画面で、実際のアイコンはリューズ(デジタルクラウン)ではまったく操作や拡大縮小は不可能だ。
無駄なところにリソースを使わないのも中国製の“なんちゃってApple Watch”の大きな特徴だ。AW08のアプリケーション ユーザーインターフェースは、10年ほど前に発表、出荷されたPalm腕時計のように位置画面に4つの大きなアプリアイコンが表示される。
太古から変わっていない人間の指先のサイズを考えれば、AW08の方が妥当性のあるユーザーインターフェースを搭載していると言えないこともない。視力は年齢によって変化するが、指先のサイズは若くても歳をとっていてもそれほど大きな差はないだろう。
次ページへ続く、「画面はチープだが3日経っても充電不要!」
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