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編集部員がはじめての自作PCにチャレンジ

これであなたもPCが組める! 初めての自作PC入門

2015年04月25日 15時00分更新

文● 松野/ASCII.jp

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(6)CPUクーラーの取り付け

 CPUクーラーの取り付けだが、ここは結構難関だ。サードパーティー製CPUクーラーを使う場合、取り付け用のマニュアルが付属するはずなので、事前に熟読しておくことをお勧めする。

 サードパーティー製クーラーはあらゆるCPUソケットの規格に対応するため、取り付け位置や方法を細かく調整できる製品が多い。逆に言えば、自分の購入したマザーボードがどのソケット規格を採用しているかを把握しておかなければ、取り付けに戸惑う場合が多いのだ。

CPUクーラーは取り付けにバックプレートを用いる場合がある。マザーボードを先に取り付けてしまうと、ケースのデザインによっては後からアクセスできなくなるので注意。SILENT BASE 800はきちんと配慮されており、取り付け後でもマザーボード背面にアクセスできる仕様だった。よかった……

 もう一つ、クーラーによってはマザーボードの背面にバックプレートを配置し、前面と背面から挟み込むようにネジ留めをする必要が出てくる。何が問題になるかというと、今回の筆者のように、最初にPCケースにマザーボードを取り付けてしまった場合、ケースのデザインによってはマザーの背面にアクセスできないため、一度外して付け直し……という問題が発生してしまうのだ。リカバーの効くミスではあるが、面倒なのでできるだけ避けたいところではある。ちなみに筆者の購入した「阿修羅」も取り付けにバックプレートを採用していたが、PCケースがマザーの背面にアクセスできるデザインだったため、事なきを得た。

ソケット規格により、クーラーの取り付けに使う部品や使うべきネジ穴が違ったりする

 さて、しっかりソケット規格に合う取り付け方法を確認したら、クーラーの取り付け方向を決めよう。サイドフロータイプの「阿修羅」は、取り付け方によって排気方向をPCの背面に向けるか、上面に向けるかを選択できる。自作PCの記事なんかでよく目にする、いわゆる「エアフロー」を気にするというやつで、PC内部の空気が滞って熱が貯まらないよう、しっかりと空気の流れをつくってやる必要がある。筆者の購入したケースは前面に吸気ファン2基、背面に排気ファン1基を搭載していたため、その流れを壊さないよう、今回はクーラーを縦に取り付けて背面に空気を流すことにした。

まずはクーラー取り付けのための足場をCPUソケット左右に取り付け。その後、クーラー本体をマウントする

 マニュアルを参照しつつ、マウント用のプレートをぐらつかないようしっかりとマザーボード上へネジ止め。いよいよクーラーを取り付ける段になったら、その前にCPUの表面に熱伝導率を高めるグリスを塗る。CPUからはみ出さない程度に、均一に塗りひろげよう。市販のグリスにはヘラが付属するが、すっかり自作に慣れた先輩編集部員は直接指で広げているそう。指を汚したくない場合は、パーツの入っていたビニールやヒートシンク部分の保護シールを使うといいらしい。

クーラー取り付け完了。ケースからはみ出しそうなほど大きい

 グリスを塗り終えたら、最後にクーラーを取り付ける。CPUとクーラーが密着しなければ十分な冷却効果が得られず故障の原因にもなるので、ネジはきつめに締めたほうがいいだろう。これでCPUクーラーの取り付けは終了だ。初心者がつまづきやすい部分だと思うので、あせらずじっくり取り組もう。

(7)ストレージの取り付け

3.5インチベイ天板部分に2.5インチベイを備えている。分かりづらいが、アクセスはしやすいのでこちらにネジ留め

 ストレージの取り付けは、該当するベイにネジ留めなどで固定するだけ。専用アタッチメントが付属し、工具不要で取り付けられるよう工夫されたケースもあるが、このあたりは取り付けるストレージの大きさにもよる。用意したPCケース「SILENT BASE 800」は、マザーボード固定部分の裏側に2.5インチシャドウベイを2つ備えるほか、少々わかりにくいものの、3.5インチベイの天板部分にも2つの2.5インチベイを搭載している。

 素直に裏側に固定しても良かったのだが、組み上げた後に配線などにアクセスするのが面倒そうだったので、3.5インチベイの天板部分にネジ留めすることにした。

(8)光学ドライブの取り付け

フロントの5インチベイの保護プレートを外し、ドライブを差し込む

 光学ドライブの取り付けは一番簡単で、ケースのフロントにある5インチベイの保護プレートを外し、前からドライブを差し込むだけ。ベイ横にロック機構が備わっているので、差し込んだらロックをかけよう。

5インチベイを横から見た図。ドライブを差し込んだらロックをかけよう

(9)配線

 ここまで来たらあと一息、配線だ。付属のケーブルを使い、各パーツを接続していく。とにかくケーブルの種類が多く、見た目には分かりづらいものもあるので、落ち着いて取り組もう。

配線はグロメット(ケーブルを通すための穴)を通し、裏側にまとめるとスマート

 マザーボードと電源ユニットは、ATX電源コネクター、補助電源となるEPS12Vの2つを接続。どこに差し込めばいいかはマザーボードのマニュアルに書いてあるので、参照してほしい。また、差し込む方向が決まっているので、うまく差さらないと思ったら端子部分をひっくり返して再度挑戦してみるといい。

 光学ドライブやストレージなどはSATAケーブルでマザーボードに接続する。コネクター部分がL字になっているので、向きなども分かりやすいはず。

 また、ビデオカードには補助電源を必要とするタイプのものがあり、今回のGTX970もそれに該当する。カードを差したにも関わらず、補助電源コネクターを付けないまま起動しようとした場合、BIOSが立ち上がらないことがあるので忘れず接続しよう。

 CPUクーラーやケースファンのコネクターは、マザーボード上に「CPU FAN」「CHA_FAN1」など差し込み位置が書かれているので、CPUクーラーのファン以外は好きな場所に差し込んでも構わない。一応、フロントファンは1番と2番などと整理して覚えておくと、あとでBIOS画面に表示されたファンの位置がすぐに分かるので便利だ。

 最後にPCケースのスイッチやリセット、アクセスランプ、USBやオーディオ用などをつかさどるシステムコネクターをマザーボードに差し込む。これで最後なので、ピンの位置や形状、コネクターに書かれた文字など、しっかり確認しつつ作業しよう。

ケーブルはできるだけまとめ、空気の通り道を作ることを意識しよう

 余裕があれば、こだわりたいのはケーブルマネジメント。配線がゴチャゴチャしすぎるとエアフローにも影響が出るため、ケーブルをまとめて空気の通り道を作る、配線をケース裏側に通す裏配線を駆使するなど、いろいろと検討してみてほしい。筆者の場合、ケースが大きく裏配線もしやすかったので、割合スッキリとケーブルをまとめることができた。

(次ページでは、いよいよPCを起動!

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