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鮮やかなカラーがキレイで、値段はお手頃

低音重視のソニーヘッドフォン「MDR-ZX770」はIngressにぴったり?

2015年04月18日 12時00分更新

文● 四本淑三、撮影●篠原孝志(パシャ)

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エージェント活動にもおすすめ?

 ところで、音や機能とは一切何の関係ありませんが、私がこのモデルに興味をもったのは、カラーバリエーションにあります。一言で言えば、Ingressをプレイするエージェントのみなさんや、このゲームを使ったイベント用にどうでしょう、と。

 Ingressというのは、いい大人が街なかで昼夜を問わず夢中でプレイしている、Google謹製の位置情報ゲームです。本当は存在しない未知のエネルギーを使って、本当は存在しない陣地の奪い合いを日夜繰り返しているのです、いい大人が。

 いい大人であるところのプレイヤーはエージェントと呼ばれ、「エンライテンド」と「レジスタンス」という2陣営に別れてプレイするわけですが、それぞれテーマカラーが与えられています。その色が、ZX770/660の両機種に共通して設定されている、ターコイズブルーとライムグリーンに近いわけです。

MDR-ZX770/660シリーズに設定されているターコイズブルー(写真はMDR-ZX770)

DR-ZX770/660シリーズに設定されているライムグリーン(写真はMDR-ZX660)

 昨年末にゼンハイザーがIngressのコラボモデルとして『SENNHEISER MOMENTUM On-Ear Ingress』なるヘッドフォンを発売しました。やはりこの2色が用意されていて、見た目もカッコいいのですが、シャレのつもりで買うには少々お高い価格設定(2万3760円)でした。

 一方、我らがソニーのZX770/660は、見た目もカッコよく値段もお手頃(いい大人には)。今回、ラフな扱いにも耐え、携帯にも便利という基本性能を確認できました。

 ただ、プレイ中のあの「どよ~ん」というBGMのドローンサウンドは、低音重視の若者向けヘッドフォンで長時間聴き続けるのは、若干つらいものがあります。設定でBGMをオフにするのが無難かもしれません。

 そして密閉型のヘッドフォンはそれなりに遮音性があります。音量を上げると環境音が聴こえず危険です。みなさんいい大人なのでおわかりとは思いますが、念のため。

Ingressのスタートアップ画面には「ヘッドホンの利用を推奨します」とあります。プレイ中には、BGMや効果音、そしてゲームのステータスについて音声のアナウンスが入るためです

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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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