ミドルクラススピードライトDi700AとそのコマンダーであるAir1
ニッシンジャパン 下田雅博氏
—— まず、Di700Aについてお願いします。
下田「Di700Aは、これまであったDi700に電波受信機を内蔵したものになります。2.4GHz帯を使用してコマンダーのAir1と連動します。最初にペアリングをしたら、あとは電源を入れるだけでいつでもオフカメラができるといったものです」
國頭「コンセプトは、スピードライトがあるといいよと聞いて使ってみたけど、何か不自然。オフカメラという単語を見たけど、よくわからない人に向けています」
—— だいぶスッキリさせていますね。
ニッシンジャパン 國頭公之氏
下田「Di700AとAir1のセットで税込2万9700円というところからもわかるかと思うんですが、エントリー向けで、機能もかなりさっぱりさせています。写真に詳しい方々が触ると物足りないといわれそうですけど、そうでない方々にも気軽に使っていただけるようなものを目指しました」
國頭「細かい調整まではできないんですが、オフカメラライティングを楽しめることを重視しています。やはりまずはライティングの楽しさを知ってほしい」
下田「スピードライトは小難しいというイメージがありますが、それを打ち砕く狙いもあります。これは当社の製品すべてに言えることでもあります」
—— この取材をしたいとASCII.jpに伝えたら、すっごい反応が悪かったんですよ。オフカメラってハードル高いじゃんみたいな。カメラ専門誌ばっかり読んでる人じゃない層がオフカメラを気にしてるから行けるってゴリ押ししました。
憬-Kay-「やってみようと思っても、まともな情報ってないから手探りになりがちだしね」
手前で寝転がっているのは、写真家・憬-Kay-先生
國頭「そういうユーザーさんが増えていますね。専門誌の用語はわからないけど、ポートレートをしてみたい、ライティングしてみたいといった感じで」
—— ドールやフィギュア方面でもそうですね。
