露出補正にも似た直感的な操作がポイント
憬-Kay-「Air1の操作感は露出補正に近いのもそういった理由から?」
下田「そうですね。Air1はダイヤルで調整するだけなので、いわゆるスピードライトの調整というよりは、露出補正に近いのなら、イメージしやすいのではないかと」
國頭「明るすぎだったら下げる、暗かったら上げるだけで混乱もしにくいと思います。Air1の操作画面も液晶ではなくて、インジケーターだけ。これだとデジタルカメラにある露出補正の画面と似ているので、イメージもしやすいハズです」
—— 少ない操作で1ショットごとで変化がわかるので、慣れてくるとISO上げてみようとか、ちょっと知識があればステップアップできるのがいいですね。
憬-Kay-「露出計なんて持ってる人のほうが少ないから、テスト結果を見ながら詰めていくのが正解かもしれない。林さん、露出計使ってる?」
—— あれって、それっぽく見せるときの演出道具じゃあないんですか(笑)。お偉いさんを撮るときとかに、ちゃんとやってますよ〜って明示するみたいな。実際にはテストショットのときにプレビュー見て、微調整しちゃってます。なので、Di700AとAir1のコンセプトってすごくしっくりきます。
下田「みなさんがファーストタッチから慣れていく様子を見ていると、コンセプトに自信を持ててきました。i40のときもでしたが、やはり最初は不安ですね」
國頭「姫乃たまさんもすぐに操作を理解してたので、実は安心しています」
下田「さきほど、姫乃たまさんがTTLを勘違いして、スルースキルライトといってましたが、あれ、すごくフィットしていますね」
—— TTLの説明を事前に受けておきながら、どこでSが入ったか脳内構造が気になるところですが、言い得て妙ですよね。
憬-Kay-「というか、スルー以外、全部置き換わってるよね。」
下田「スキルが要らないライトというのは、コンセプト通りの意味なので、キャッチとして使いたいくらいですね。ましてや知識のない人、しかも女性がDi700AとAir1を触って、そう感じたのであれば、なおさらです」
—— 使えそう!って言っていたところに、強くそれが出ていますよね。
TTL(Through The Lens)とは?
スピードライト側で事前に発光し、レンズを通った光を元にスピードライトの光量調整を自動で行なうというもの。これまでマニュアル設定が必要だったシーンでも設定不要になるため、とてもカンタンにスピードライトを使用できる技術だといえる。
—— Di700AとAir1のセットで税込29,700円とかなりわかりやすい価格なのですが、エントリー向けとしてのラインもあるのでしょうか。
下田「いきなりハイエンドな価格だと手を出せませんし、i40みたいな価格であれば試してみようってなりますよね。あとは沼ですね」
—— あ、ライティングってスピードライト以外ですっごいお金が飛びますもんね。
憬-Kay-「スタンドにバンクにグリッドにって消えていくから、それら含めても5万円台になりそうっていうのは、いいね」
國頭「そうですね。まずはDi700AとAir1を購入していただいて、ちょっとずつ必要なものを買い足していくのもしやすいです」