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離れた場所でフラッシュが光る! Di700Aを早速試してきた!!

2015年02月12日 20時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax)、写真● 憬-Kay-、
モデル● 姫乃たま、編集● 貝塚/ASCII.jp

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2灯以上あれば、被写体が複数人の場合でも光で遊びやすくなる。またズーム200mmはかなり遊べるため、上記写真のようにスポット的な運用にも耐えてくれる

 コンパクトなスピードライトi40をはじめとして、マシンガンストロボMG8000などを展開するニッシンデジタル。CP+2015をまえに、発表されたスピードライトDi700AとコマンダーAir1を見て、気になった人もいるのではないだろうか。

 このふたつの製品セット運用が前提で、オフカメラ状態でのストロボ撮影を簡単に可能にするものだ。また後日掲載のインタビューでも触れるが、ニッシンとしてはエントリー向けとしており、価格帯はAir1+Di700Aキットで、税込29,700円と安価。少ない予算でもちゃんと写真を楽しめる配慮が光っている。

スピードライトDi700AとコマンダーAir1

 Di700AとAir1は、NAS(Nissin Air System)という2.4GHz帯を使用しており、さらにワイヤレスでのTTLにも対応している。赤外線を使用した場合のワイヤレスととは異なり、環境光や構造体による影響を受けにくいのが特長といえるだろう。後述するが、設定も楽である。

ちゃんと技適マークがある

 まずはキヤノン用とニコン用が発売され、それ以降にソニー用も登場する。ポイントとしては、Di700Aの制御は、マウントが異なっていてもAir1から制御可能というところ。ニッシンとしては、メインのマウントとサブのマウントが異なるユーザーが増えているためとのことで、あとからサブのマウントに合ったAir1を購入すればOK。またTTLを使用しないのであれば、異なるマウント間でもマニュアル動作のみとなるが、流用可能だ。

根元の部分は、i40と同じ形状となっている。右のi40はソニー用で筆者の私物。またよく見てみるとAir1にも赤外線ポートが存在しているのもわかる

 コマンダーAir1は、A〜Cの3つのグループを管理可能で、それぞれ7台、合計21台のDi700Aを制御できる。上記のようにマウントを問わずペアリング可能なので、みんなで持ち寄って遊ぶといったこともできるわけだ。なお取材時にはα99にキヤノン用Air1を付けてみたが、ちゃんと動作していた。(マルチインターフェースシューの構造的に、直付けは端子部分が不安なので、変換アダプター経由が無難だとは思うが)

シンプルで明快な操作パネル

 Air1の操作パネル。とてもシンプルになっており、TTLとマニュアル、ズームを調整するだけ。またTTLの調光ではグループごとだけでなく、グループ全体を比例して調整する機能もある。刻みが大雑把であるが、そこはエントリー用として割り切る部分だ。

 この3枚の写真でも伝わっているはずだが、従来のスピードライトに比べて設定はひどく楽。暗かったら上げる、明るすぎだったら下げるに終止する。モデル・姫乃たまさんが、即理解していたあたりで、ニッシンが持つ本製品へのメッセージがわかるハズだ

オフカメラとは?

 カメラ本体から離れた場所に、スピードライトやストロボを設置すること。

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