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デバイスとして正しい進化を遂げた製品

ウェアラブルで装着感がない? 「UP move」が画期的な理由

2015年04月02日 12時00分更新

文● 四本淑三

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小さく滑りやすいので紛失注意

 難点をひとつ挙げれば、本体はツルツルしていて、指先から滑りがち。かつベーゴマのように床を滑走していきますから、本体をクリップホルダーからリストストラップへ移し替えるような使い方も、かなりストレスになることです。

 私は結局、起床時、就寝時も含め、リストストラップに付けっぱなしで使いました。うっかり、そのままお風呂に入ったりする場合もあるわけですが、お湯を浴びて気づいたときに外せばオーケー。防滴(生活防水)仕様ということもあり、この使い方で壊れることはありませんでした。

 起床と就寝でボタンを押して切り替える必要がありますが、ずっと起床モードで使用。アプリ側から「寝ていましたか?」ときかれるほか、自分で運動状態のグラフを見ながら睡眠時刻を入力することもできます。

「寝ていましたか?」ときかれた例

トラッカー側のモードが起床/就寝のどちらであっても、運動状態は覚醒時がオレンジ、睡眠が薄い青、深い睡眠が濃い青で記録されています。これを見ながら後で睡眠時間を入力することも可能。ただしトラッカー側で就寝モードにした場合より、センシングの解像度は落ちます

 UPやUP24は、就寝時やキーボードを打つなどの作業中に、本体の硬さが気になることもありましたが、UP moveのリストストラップは柔軟で、かつルーズフィットで使えます。標準サイズのリストストラップとUP move本体を合わせて17.0g、UP24はMサイズで23.9g(いずれも実測値)だったので、7gほど軽い。ほとんど装着を意識せずに済んだのも、この軽さのせいもあるでしょう。

腕に締め付ける必要はなく、落ちない程度のゆるゆる状態にしておけば、腕にかゆみを感じたり汗をかいたりすることもありません

(次ページでは、「リストストラップの国内販売がない謎」

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