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デバイスとして正しい進化を遂げた製品

ウェアラブルで装着感がない? 「UP move」が画期的な理由

2015年04月02日 12時00分更新

文● 四本淑三

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リストストラップの国内販売がない謎

 リストストラップで使ってこそ、UP moveのよさが享受できるのだと思いますが、残念なことにリストバンドは別売りです。しかも、リストストラップは、日本において通常の販売ルートではいまだに扱われていません。謎です。

 リストストラップを手に入れる方法は2つ。ひとつは海外の業者が扱っているものをAmazonなどの通販サイトで購入する。もうひとつは、3月末よりUP moveの取り扱いを始めたワイモバイル、およびウィルコム沖縄が、初回購入特典としてプレゼントしているので、そこで手に入れるという方法です。

 いずれにしても、日本国内でリストストラップを正規に扱っていただきたいものだと、ここで強く申し述べさせていただきます。

リストストラップを手に入れる方法1 海外の業者から通販で買う

リストストラップを手に入れる方法2 ワイモバイル・ウィルコム沖縄でUP moveを買う

バイブレーターの代わりに時計機能が

 UP moveは、Bluetooth 4.0に対応しており、ワイヤレスでスマホへデータを転送する機能はUP24と同じ。対応するスマホ側のアプリもこれまでのUPシリーズと同じものを共用しており、スマホとペアリングし直すだけで、そのまま使えます。 

 ただし、バイブレーターは省略されました。よってUPやUP24のような目覚まし機能は使えません。そこに寝覚めの悪い私としては、やや残念な思いをしたのですが、テクノロジカル・シンギュラリティーで懸念される人工知能による人類への干渉を考えますと、ワイヤレスで間接的にインターネットへ接続し、人類に直接「力」を行使できるデバイスは、今のうちから極力排除したほうが賢明と思われます。

 バイブレーターがなければ目が覚めないようでは、これからは人類として負けです。そういう大きな見地から、この仕様は許してゆきたい。その代わり、UP moveは本体にLEDの簡易ディスプレー機能を持ち、これにより10分刻みの時刻表示も可能です。

本体のボタンを2度押しして時刻表示をさせた例。点灯が短針、点滅が長針を示します。寝覚めの布団の中で表示から時刻へ変換するのに若干の時間を要しますが、これで8時50分

時刻表示を読み取るには、本体側のマークとリストストラップ側の突起を合わせておく必要があります。これを怠ると針の向きがわかりません

(次ページでは、「Apple WatchとUP moveの差は存在感の有無」

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