Core i7、8GBメモリーなどハイスペック構成で快適なゲームプレイが可能

GTX980M搭載、「ALIENWARE 17」は最高クラスのゲーミングノート！ (3/3)

2015年03月17日 11時00分更新

文● 松野／ASCII.jp

ベンチ結果は非常に良好！ FIRE STRIKEもヌルヌル動く！

　ここからはベンチマーク結果を交えながら、ALIENWARE 17の性能に迫っていこう。

　試用機のCPUはCore i7-4710HQ（最大3.50GHz）、メモリーは8GBと、中位モデルながら大型ゲーミングノートらしいハイエンド構成となっている。ストレージは128GB SSD＋1TB HDDのハイブリッドドライブで、速度的にも容量的にも問題はない。快適なゲームプレイにおいて特に重要とされるGPUは、ノートPC向けとして最高クラスの性能を誇るGeForce GTX 980Mを搭載。OSはWindows 8.1（64bit）だ。

Windows エクスペリエンスインデックスのスコア。スイッチャブル・グラフィックス機能を搭載しているため、CPU内蔵グラフィックスが認識されている

　まずは、「Windows エクスペリエンスインデックス（Windowsシステム評価ツール）」の結果を紹介する。同機能はWindows 8.1以降はコマンドライン（winsat.exe）でしか実行できなくなっているため、計測結果をGUIで表示する「WIN SCORE SHARE」を使用している。

　CPUの性能を表わす「プロセッサ」、メモリーのアクセス性能を表わす「メモリ」がともに8.2、ストレージのアクセス性能を表わす「プライマリディスク」は8.1とハイスコアを叩いている一方、デスクトップの描画性能を表わす「グラフィックス」は5.9、ゲームプレー時の3D描画性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」が5.6と微妙な結果になっている。これは、動作に必要とされるパフォーマンスにより内蔵グラフィックスとグラフィックカードを切り替え、消費電力などを削減する「スイッチャブル・グラフィックス機能」が採用されているため。最近は独立したグラフィックカードを搭載するノートPCに採用される例が多く、高負荷のゲームではきちんとハイパフォーマンスを発揮してくれるので問題はない。NVIDIA製GPUの場合は、「NVIDIA コントロールパネル」から、アプリごとにどちらのグラフィックスを動作させるかの設定も可能だ。

「PCMark 8」（Home accelerated）のスコアは3564

　　PCの総合性能を計測する「PCMark 8」（Home accelerated）のスコアは3564。ノートPCとしては高めの数値で、このあたりは順当な結果だろう。

「3DMark」の結果は非常に高い。ハイエンドな3Dゲームも問題なくプレイできる

　グラフィックス性能の計測に特化したベンチマークソフト「3DMark」の結果は、ICE STORMが「80757」、CLOUD GATEが「19008」、SKY DIVERが「17715」、FIRE STRIKEが「7953」となった。DirectX 11相当のFIRE STRIKEでも十分なスコアが出ており、現行のフラッグシップであるGeForce GTX 980Mの性能が存分に発揮された結果と言える。

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアベンチマークキャラクター編」。最高品質でも快適なプレイが可能なスコアだ

バイオハザード6は要求スペックが高いが、それでも快適に動作する

　実際にオンラインゲームのベンチマークソフトも実行してみた。「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼアベンチマークキャラクター編」では、解像度1920×1080ドット、最高品質の設定でスコアが8840（非常に快適）となった。ベンチマークデモでもFPSが60を下回ることはほとんどなかったので、安心して最高品質でのプレイを楽しめるはず。

　同じく問題ない結果を出したのが、「バイオハザード6 ベンチマーク」。解像度1920×1080ドットでスコアは8662、ランクS評価となった。

バッテリーで約4時間稼働した。電源が取れない場所で使用する機会は少なそうだが、一応は持ち出しもできそう

　一応、バッテリーの持ちをチェックするベンチマークソフト「BBench」も試してみた。バッテリープランを「省電力」に変更し、「10秒ごとのキー入力」、「1分ごとのWeb巡回」を設定。3時間55分の時点でバッテリーが5％を切り、電源が落ちた。持ち出す機会はほとんどないだろうが、1時間ぐらいであれば、電源の取れない場所でもゲームプレイに興じられるかもしれない。