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カナデジ〜吉井香奈恵とデジタルカメラ〜 第4回

六義園で撮る、9nine吉井香奈恵とはじめての一眼レフ

2015年03月26日 10時00分更新

文● 松野/ASCII.jp 写真●鎌田拳太郎

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「瞬間を切り取って、自分で魅力を引き出すのが楽しい」

 すっかりカメラにのめり込んでいるかんちゃんですが、そもそも彼女がデジカメを買うきっかけは何だったのでしょうか。本人に訊ねてみました。

 「もともと携帯で写真を撮ることが多かったんです。風景だけじゃなくて、ライブでメンバーの写真を撮ったりとかも好きなんですよ。でも、直接のきっかけは単純で、人生初の海外旅行に行くことになったときに『買おう』って。やっぱり『自分のカメラを持っていきたい』と思ったんです。

 旅行はマレーシアのランカウイ島に行ったんですけど、何もかも見たことがないものばかりで、気付いたら1日に何百枚も撮ってました(笑)。現像して、自分でアルバムを作ったりもしましたね。これからも沢山写真を撮って、そういう形で貯めていけたらいいなと思ってます。

 その時その時の瞬間を切り取れるのが、私にとってはカメラの魅力です。たとえば風景とかモノがあって、生で見るよりもレンズを通して見る方が素敵に見えることもあったりするじゃないですか。距離感とか、加工とか、自分の力でそういう魅力を引き出していくのが一番楽しいんですよね」

Photo by Yoshii Kanae

2月、3月は自分磨きを

 4月からはツアー、6月にはニューシングルのリリースと、9nineとしての活動も本格化していきます。どのような準備をしているのか、日頃の生活についても訊いてみました。

 「2月は自分なりに予定を立てて行動しようと思って、毎日、朝イチから活動してました。朝8時から動いて、夜は12時までにはベッドに入るっていう、かなり規則正しい生活をしてましたね。あとは、特に料理を頑張ってみたりとか。寮に住んでいるので、周りの人に教えてもらったりして、朝ご飯は極力自分で作るようにしてます。自分磨きの月、っていう感じでしたね。いろんな経験をして、9nineとしての活動はもちろんですけど、カメラにも生かしていけたらいいなと思います。

 3月はツアーと新曲リリースの準備が始まってくると思うので、新しい発想を出していけるように、引き続きインプットを続けていきたいです。春だし、心機一転というか、良い意味でリセットしつつ活動していけたらなと思っています」

意外な一面を発見?

 ひととおり園路を回り終えたところで、池畔に建つ「吹上茶屋」に立ち寄って一服。池をめぐる景色を眺めながら、お抹茶と和菓子がいただけます。

 出て来たお抹茶を見て、思い出したように「私、高校生のとき茶道習ってたんですよ」とポツリ。

 「部活動というか、学校で週に一回、放課後に茶道のお勉強ができるっていう教室みたいなものがあって。飲むときとか、お茶を点てるときとか、一応のお作法は覚えてます。実は資格も持ってるんですよ。でも、そんなに自慢できるほどの腕前ではないから、あまり言ってないんです(笑)」

 その後、皆でかんちゃんに作法を教えてもらいながらお抹茶をいただくことに。最後の最後で、意外な一面を見ることができました。

Photo by Yoshii Kanae

(次ページ、「波紋が美しい、しっとりした「今日の一枚」」に続く)

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