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T教授の「戦略的衝動買い」 第320回

シャープの1万円電子ノートを“二度めの正直”を狙って衝動買い!

2015年02月18日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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あいかわらずのケーブル接続だが
外部機器との連携機能は進化している!

電子ノートの設定画面。一番下の「画像書き出し設定」でJPEG/BMPを選べる。基本的にはBMPを使っておくのが無難

電子ノートの設定画面。一番下の「画像書き出し設定」でJPEG/BMPを選べる。基本的にはBMPを使っておくのが無難

外部機器との連携によってデータの取り込みや書き出し、バックアップ、リストアなどが可能

外部機器との連携によってデータの取り込みや書き出し、バックアップ、リストアなどが可能

 WG-N20は、当初のモデル発表から2年経過し、USBケーブルで接続したPCとの連携機能が充実してきているようだ。電子ノートのウェブサイトからフリーの「電子ノート ユーティリティ」をダウンロードしてPCに導入することで、PCのデータと電子ノートのデータ交換を容易にしてくれる。

 以前は、USBケーブル接続した電子ノートのメモリー内部にある「EXPORT」「IMPORT」という2つのフォルダーにデータをドラッグ&ドロップすることでデータのやり取りを行なっていた。

 例えばPC上の画像データを電子ノートに送り出すには、キャプチャーした画像ファイルをユーザーが自らの手でレタッチソフトを使ってモノクロ16階調のBMPファイルに変換し、表示可能なサイズにリサイズし、PCと電子ノート間でのUSBケーブル接続による受け渡しを行なう必要があり、面倒で2度目はない……という仕様だった。

 WG-N20は「電子ノート ユーティリティ」を活用することで、例えば電子ノートで作成したノートをBMP/JPEG/PNG/PDFの形式に変換してPCに保存することができるようになった。

 またその逆の操作、つまりPC内にある画像ファイル(BMP/JPEG/PNG:最大横2400×縦2800ドット)を横600×縦700ドット、モノクロ16階調BMPに自動変換して電子ノートに取り込むこともできるようになった。これらは2年前に比較して大きな進化だろう。

「ココドリ」

キングジムの「ココドリ」

 また、キングジムから発売されている「ココドリ」(関連記事)と言う安価な感熱プリンターとそのユーティリティソフトとの連携もなかなか面白い。

 ココドリはPCの画面に表示された一部分だけを専用ロール紙に印刷できるコンパクトな 感熱式プリンターだ。データ転送のためにPCと一時的にUSB接続したWG-N20と、PCのUSBポートに常時接続されたココドリとの間で、画像データの受け渡しが行なわれる。

電子ノートの内容をPC側に保存できる。フォーマットは下のBMP/JPEG/PNG/PDFから選択できる。ココドリで印刷するには、左下の「cocodoriに保存」を選ぶ

電子ノートの内容をPC側に保存できる。フォーマットは下のBMP/JPEG/PNG/PDFから選択できる。ココドリで印刷するには、左下の「cocodoriに保存」を選ぶ

ココドリ専用ソフトを起動して、指示に従って専用ソフトのフォルダー設定を行なう

ココドリ専用ソフトを起動して、指示に従って専用ソフトのフォルダー設定を行なう

電子ノート共有フォルダーの中で印刷したいファイルのサムネイルを選んで印刷ボタンをクリックする

電子ノート共有フォルダーの中で印刷したいファイルのサムネイルを選んで印刷ボタンをクリックする

印刷イメージが表示されるので、必要なら調整を済ませてから印刷ボタンを押す

印刷イメージが表示されるので、必要なら調整を済ませてから印刷ボタンを押す

すぐに印刷がはじまる。リフィルの模様も印刷されてしまうので、必要なら無地のフォームを選ぶようにすればいい

すぐに印刷がはじまる。リフィルの模様も印刷されてしまうので、必要なら無地のフォームを選ぶようにすればいい

多少サイズは異なるがまあ、良い雰囲気です。簡単なポケットメモには使えそう

多少サイズは異なるがまあ、良い雰囲気です。簡単なポケットメモには使えそう

 実際の処理は極めて単純だ。ココドリで印刷したいノートのページを選択し、画像をPCに送るべく“画像書き出し”の処理を行なう。処理が終了すれば、目的の画像は「電子ノート共有フォルダ」に出力され、これ以降はキングジムのココドリ専用ソフトがデータを扱いココドリ単体で印刷を行なってくれる。

次ページへ続く、「PCのキャプチャー画面を電子ノートに保存

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