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ドラマはもちろんアニメの“丸録り”にもぴったり!

ドラマ好きもアニメ好きも集まれ、シャープの“ドラ丸”をじっくり使う

2015年02月16日 11時00分更新

文● 折原一也、写真●小林 伸

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観るのはニュース、録るのはドラマというニーズに応えたい

 地上デジタル放送の番組を内蔵HDDに録画し、必要に応じてブルーレイディスクに転送できる製品は、既に10年以上もの歴史を持つ。

 そんな製品カテゴリーにAQUOSブルーレイを投入するに当たって、シャープが目を付けたのは、実際にBDレコーダーを購入したユーザーが普段どんな番組を観て、どんな番組を録画しているか。つまり視聴動向のデータだ。

シャープ デジタル情報家電事業本部 液晶デジタルシステム第一事業部副事業部長の松浦文俊氏

松浦 「弊社のウェブ調査によると、皆さんが“観る番組”はニュース、情報、バラエティが多いのですが、質問を“録画する番組”に変えると、ドラマが圧倒的に高くなります。ビデオリサーチが昨年6月から録画視聴率というものを発表していますが、そのベスト10のうち8作品がドラマ。公表された全作品でも6割をドラマが占めます。つまりドラマは、テレビ全体の視聴体験のなかでも、タイムシフト視聴が中心になっているカテゴリーなんです」

 そんなテレビドラマの録画を前提とした“ドラ丸”は、地上デジタル放送の電子番組表で1週間に表示される新作の連ドラすべてを網羅して録画する。いわば“ドラマ専用の自動録画”機能である。

 ただし、その外見(インターフェース)は、原則としてすべての番組を録画し、番組表の通りに(ラテ欄表示で)再現してくれる“全録”のイメージとは大きく異なる。

 日本のテレビ放送では、連続ドラマの改編シーズンは年4回。1月、4月、7月、10月と決まっている。毎週約30本が放送されており、各作品は1クールあたり(3ヵ月の間に)おおむね8話から12話の構成となっている。そんな膨大な数の番組が放映されているドラマを、簡単で効率よく楽しんでもらおうというのが、録画と再生の画面を一体化させた“ドラ丸”のGUIのコンセプトだ。

ドラ丸のインターフェース(ドラ丸リスト)。1画面に6つのタイトルが並び、その下に録画された番組が順番に1話ずつ保存されていく。番組表に登場した番組は録画していなくても予定地ができる。

 “ドラ丸リスト”では、1画面ごとに6タイトルの作品を表示。各話はタイトルごとにまとめられ、毎週放送される全ドラマが自動的にリストアップされていく。新番組の放送シーズンになると、自動的に“ドラ丸”の画面に番組名の枠が作られ、放送開始前(まだ録画をしていない)の番組も“ドラ丸リスト”に並ぶ。放送が始まると、その作品名のリストがそのままフォルダのように扱われ、その中に1話から順に番組が保存されていく。ユーザーが録画予約する作業は不要で、自動で新番組がたまっていく仕組みだ。

ドラ丸リストはリモコンやUIから簡単に呼び出せる専用の画面だ。

松浦 「ドラマって何話か放送されてから話題になることが多いでしょ? でも途中の2話目、3話目から見るのは、気分が乗らない。本当はさかのぼって観たいと考えている人が多いと思うのです。

自分たちが使いたい機能を積極的に盛り込んだと話す松浦氏。

 これはうちの家の事情ですが、家内がテレビ朝日で放送されている『相棒』が好きなんです。だから『相棒8の3話目を観たい』『4話目をみたい』と言われることがあります。でも、仮にそれが録画してあっても、膨大な録画した番組の一覧から探し出すのは大変なんですよね。

 “ドラ丸”は私も含めて、そんなドラマをたくさん観る開発者が自分にとって欲しい機能は何かと、侃侃諤諤しながら作った機能なんですよ。

 (その成果として)ドラ丸リストでは“○○ミステリーシアター”のような作品の前に付く説明は自動で省きますし、作品は自動で放送順に並ぶし、話数も見やすくしています。(単に自動で録画して並べるだけでなく)こうした使いやすさにもこだわっています。だから今回は特にドラマが好きな人にはたまらない商品になっていると思います」

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