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デジタルアーカイブと簡易型ヘッドマウントディスプレーで甦る古代のロマン

九州国立博物館と凸版印刷、特別史跡「王塚古墳」石室内をVR展示

2015年01月30日 16時21分更新

文● 行正和義

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簡易型ヘッドマウントディスプレー  

 九州国立博物館と凸版印刷は1月30日、特別史跡「王塚古墳」の古墳内部を鑑賞・体験する簡易型ヘッドマウントディスプレイを共同で開発した。2月3日から開催される特別展示で一般公開する。

 東京大学と凸版印刷が共同研究として行った石室内部の形状計測と壁画の分光情報によって作成されたデジタルアーカイブを活用し、石室の内部空間と壁画を再現。スマホを用いる簡易型HMDによって石室内部に入っているかのような360度の壁画鑑賞が可能となる。

HMD向けVRコンテンツ「王塚古墳」イメージ図(左)と、展示イメージ図(右)

 展示では、石室内部を前室・後室・石屋形の3エリアに分類し、エリアごとに決められた文様を探すクイズ形式で鑑賞、古墳の構造や装飾を体験学習する。また、石屋形エリアでは石棺部に横たわり埋葬者の視点で石室内を体感できる。

 展示場所は九州国立博物館 文化交流展示室。会期は2月3日より3月29日まで。入場料は大人430円、大学生130円。美術館・博物館における文化財をテーマとしたHMDコンテンツ展示は今回が日本初という。

 同展示「進化する博物館Ⅲ 最新技術でよみがえる九州の装飾古墳」では、VR映像展示のほか、九州地方の代表的な装飾古墳の模写やパネル展示、古墳内部の再現 CG 映像など、従来の展示とデジタル展示を組み合わせた未来の博物館展示のあり方を提案している。また、今後スマホ向けのストリーミング配信するVRコンテンツによって自宅や学校などでも鑑賞・体験できる仕組みを提供する予定。

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