付属のフィンやリングを使ってフィッティング
2万円を超える高級イヤフォンらしく、例によって美麗なパッケージに収まってきますが、DUNUらしいと思えるのは、フィッティングや音質の設定をユーザーの手に委ねているところです。
DN-1000で驚いたのは、材質やサイズの異なるイヤーチップや、そのイヤーチップの位置を変えて音質を調整するスペーサーリングを同梱するという発想でした。
同様にALPHA 1もフィン型チップがS/M/Lの3サイズ、そして形状や材質の異なるリングが3種類付いてきます。これらを交換して好みの音に合わせよということです。
フィン型のチップで思い出すのは、同じくインイヤーで開放型のイヤフォン「BOSE SoundTrue in-ear headphones」ですが、ALPHA1のチップには、ボーズのチップとは違い、快適性に寄与する要素は感じませんでした。
というのも、まずこれが最初に予測できたデメリットなのですが、直径16mmのドライバーを使ったインイヤー型は、少々大き過ぎるという点です。
(次ページでは、「16mmドライバーのメリットとデメリットとは」)