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「ALPHA 1」の肝はエンジニアリングや音に価値を見いだせるか

マニアックな意欲作、開放型でハイブリッド構成イヤフォンを試す

2015年01月18日 12時00分更新

文● 四本淑三、写真●篠原孝志(パシャ)

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付属のフィンやリングを使ってフィッティング

 2万円を超える高級イヤフォンらしく、例によって美麗なパッケージに収まってきますが、DUNUらしいと思えるのは、フィッティングや音質の設定をユーザーの手に委ねているところです。

 DN-1000で驚いたのは、材質やサイズの異なるイヤーチップや、そのイヤーチップの位置を変えて音質を調整するスペーサーリングを同梱するという発想でした。

 同様にALPHA 1もフィン型チップがS/M/Lの3サイズ、そして形状や材質の異なるリングが3種類付いてきます。これらを交換して好みの音に合わせよということです。

DN-1000とその付属品

ALPHA 1のフィンはハウジングと一体化しているわけではなく、こんな感じで着脱可能です。これは「BASS/Liquid」タイプ

BASS/LiquidフィンはS/M/Lの3サイズが付いてきます。その他、3種類のリングとポーチが付属します

 フィン型のチップで思い出すのは、同じくインイヤーで開放型のイヤフォン「BOSE SoundTrue in-ear headphones」ですが、ALPHA1のチップには、ボーズのチップとは違い、快適性に寄与する要素は感じませんでした。

 というのも、まずこれが最初に予測できたデメリットなのですが、直径16mmのドライバーを使ったインイヤー型は、少々大き過ぎるという点です。

(次ページでは、「16mmドライバーのメリットとデメリットとは」

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