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ロック、ジャズ、アニソン、クラシックの人気楽曲で音の個性を知る

ハイスピードで突き抜ける高域「TITAN 1」

2015年02月14日 12時00分更新

文● 天野 透、編集●ASCII.jp

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TITAN 1。コストパフォーマンスの高いハイブリッドイヤフォンを手がけるDUNU-TOPSOUNDの製品。

 手頃な価格で高品質なハイブリッド型イヤフォンを数多く手掛ける台湾の新進メーカー、DUNU-TOPSOUNDが昨年後半に発売した「DUNU TITAN 1」(以下TITAN 1)を試聴することができた。TITAN 1は製品名が示すように、チタン製ダイナミック型ドライバーを採用した意欲作だ。

 同社のラインアップではエントリー寄りで、実売価格は1万6000円前後。Shureの「SE215」やソニーの「XBA-A1」、Klipschの「X10」などの強力なライバルが多い激戦区で、果たしてどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

ケーブルは長めの1.2m。プレイヤー直差しでも良く鳴ってくれたので、軽快に扱いたい人は特に試してもらいたい

作り、付属品、ともに高級感が漂う

 まず外見や取り回しについて見てみよう。本体重量は約18gで、ズシリとした金属の質感を感じるエンクロージャーだ。ステンレスパーツでまとめられたY型ケーブルの分岐部まではファブリックメッシュの被覆が使われており、高級感のある作りと同時にタッチノイズの低減にも寄与している。

 プラグは3.5mmのL型で、ケーブル長は1.2mだ。付属品は三種類のイヤーピースが各サイズと、ケーブルを服に留める着脱可能なクリップ、6.3mmステレオジャックへの変換コネクターに、ハードタイプのキャリングケースといった感じで、高級イヤフォンに必要なものは一通りそろっていると言えるだろう。

 強いて挙げるならば航空機用のアダプターがないくらいだろうか。実用的な装備として、ケーブルをまとめるためのゴムバンドが付いているのもポイントである。

ステンレスの分岐パーツと結束用ゴムバンド

付属品は必要十分

 カナル型ではあるが、サウンドホールが多数開いているために遮音性は低い。「静かな部屋ならば隣の人が旋律を判別できる」というくらいの音漏れがあるため、交通機関などでの使用は控えたほうが良さそうだ。自宅などのプライベートな空間が、主な使用シーンになるだろう。

(次ページ「既にレビューは上がっているので」

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