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10.1型でキーボード付属「Yoga Tablet 2 with Windows」

ぶら下がりSIMフリー! ウィンドウズ版「Yogaタブ」の魅力

2015年01月08日 09時00分更新

文● きゅう/ASCII.jp編集部

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Windowsタブレットとしての性能は十分、端子の数に注意

 Windowsタブレットとしてみた性能はどうだろうか?

 まずスペックに関しては、Atom Z3745(1.3GHz)、2GBメモリーなど、標準的なWindowsタブレットの線を押さえている。Windows 8.1の動作に支障はない。Atomプロセッサー搭載機全般に言えることだが、ブラウザーなどアプリケーションなどの起動には多少時間がかかるものの、一度起動してしまえばレスポンスも上々だ。

PCMark07の結果。BayTrail世代のAtomを搭載するということもあり、一般的なWindowsタブレットと変わらない性能となっている。若干起動に時間がかかるものの、Office文書の作成やブラウジングなどビジネスユースなら問題ない性能。

 ディスプレー解像度の高さやメモリー搭載量の関係からパフォーマンスが低下するのではないかとも思ったが、ベンチマークテストの結果も遜色ないものとなった。

 画面は高精細で発色もよく、写真や動画なども楽しめる。またスピーカーも十分な音量が取れるので、壁掛けして音楽を楽しむというのも悪くないと思う。

 どれだけやりたい人がいるかわからないが、Foobar 2000なども動作するので、USB DACなどと組み合わせてハイレゾ再生することも可能。Android端末では外部機器にハイレゾ出力ができない機種が多いので、Windowsならではのメリットと言えそうだ。

出荷直後の状態で、ストレージの空き容量は20GB前後だ。使用するアプリを抑え、データもクラウド上に置くなど工夫すれば何とかなるレベルだろう。

 ストレージ容量は32GBとなっているが、出荷時点での空き容量は20GB前後となる。大き目の写真や音楽をローカルに保存するとすぐ埋まってしまうので、データはクラウドやネットワーク上のNASに置くというのが基本になるだろう。

 そういう意味でLTE通信機能内蔵というのはメリットになる。ただし、格安SIMとの組み合わせで動画を楽しむ際、デスクトップ版のブラウザーなどでそのままYouTubeなどを再生してしまうと、スマホやタブレットよりもたくさんのデータを消費してしまうので注意が必要だ。

 なお、もともとAndroidタブレットとして企画された製品にWindowsを載せたということもあり、インタフェースは最小限だ。本体には充電兼用のMicro-USB端子が1系統、microSDカードスロットが1つ、MicroHDMI出力が1系統となる。

 USBはホストにもなれるので、Micro-USBをフルサイズのUSBに変換するケーブルなどを用意すればほとんどの周辺機器を利用できるが、充電しながらHDDをつないで本体のバックアップを取るといったことは難しい。BluetoothキーボードもMicro-USB経由での充電だが、同時に充電しようとすると、基本的に2つコンセントが必要になる。タブレットとして単体で使う分には、特に問題ないがパソコンとして周辺機器もバリバリと使いたい場合は注意したいところだ。

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