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2ちゃんねるユーザーの10%獲得を目指す匿名掲示板アプリ

あえて距離をとりたい人向けの掲示板アプリ「doyo」はどーよ?

2014年12月26日 09時00分更新

文● 河内典子(@mucchio)

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ソーシャルに疲れたあなたへ、ちょうどいい距離感の掲示板アプリが「doyo(どーよ?)」が登場した。開発元のSODAに「ユーザー同士を“つながらせないこと”に気をつけている」というコンセプトについて聞いた。

「サクサク動く」ことをこだわった掲示板

 「自信がないからフェイスブックには投稿しづらいけど、掲示板だったら投稿したい」という、ソーシャルネットワークが不得意だけど、人とゆるくつながりたい人向けの掲示板スマホアプリ「doyo(どーよ?)」がリリースされた。

投稿画面プロフィールページ。写真もなくても問題ない

 Objective Cでネイティブアプリとして開発されているので、iOSの通知機能を使って掲示板の更新情報を受け取れる。これにより、リアルタイムに匿名のユーザー同士が、共通の話題で会話することができる仕組みになっている。

10秒動画撮影・投稿・共有機能複数同時リアルタイムチャット機能

 開発元はSODAというアプリ開発会社で、ガラケー向けアプリをサラリーマンとして開発していた代表取締役の本名さんがスマートフォン向けのアプリを受託で開発する会社として2011年に起こした会社だったが、NTTドコモベンチャーズの起業家サポートプログラム「ドコモイノベーションビレッジ」の第1期生として支援を受け、自社のオリジナルアプリを数多くリリースしてきている。リリースされたアプリは面白カメラアプリばかりで、800万もダウンロードされた。特に、写真を簡単に切り抜いたり、合成できる「写真と私」は国内で300万ダウンロードされたほか、簡単に心霊写真が作成できる「ホラーカメラ」はインドで100万ダウンロードされている。

 これまで面白いカメラアプリばかりを作り、アプリの広告で従業員3名の給料が賄われていたが、今回は社運をかけて「doyo(どーよ?)」を開発したという。スマートニュースなどのサクサク動くと評判のアプリの操作性を研究するところからスタートし、開発に力を入れて、リリースまで6カ月かかった。カメラアプリは3日で作ってしまうというから、かなりの力のいれようである。「サクサク動く」ことをこだわっただけあり、確かにアプリは心地よく動く。

2ちゃんねるまとめサイトの10%を獲得したい

 いまどうして掲示板なのか。代表取締役の本名さんは、自分の居場所を作るために開発した語る。フェイスブックだと投稿者との距離が近すぎてソーシャル疲れしてしまうし、ツイッターだと、顔が見える人から怒られたりもする。かといって、ラインなどで直接やりとりする相手もいないし、電車やトイレなどで手持ちぶさたのときに、「匿名」で投稿しあう距離感がちょうど心地よいのだという。

本名さん。雰囲気や立ちふるまいが「アプリ界の蛭子さん」。目の奥は笑っていない。「子供にはまだやらせたくない。嫁はやってもいいけど、やってるっていってほしくない」と語る

 この掲示板コミュニティは、ユーザー同士を“つながらせないこと”に気をつけている。たとえば、GPS情報を付けさせず、個人同士がやりとりしないように24時間監視をしている。本名さんは、「2ちゃんねるまとめサイトは、2000万から3000万ユーザーがいると言われているが、その10%をとっていきたい」と意欲を見せ、ベストセラーの元ネタとなり、ドラマ化や映画化された『電車男』のスマホアプリ版プラットフォームになりたいと野望を語った。

 「わたしは疲れるほどできていませんが、いま世間では、『ソーシャルメディア疲れ』が話題となっています。強いつながりのコミュニティーの中だと、発言内容を気にしなくてはなりませんが、この掲示板だと、匿名で投稿し、匿名の相手からレスポンスがもらえます。テキストや写真、10秒動画、YouTube動画なども驚くほど簡単に投稿できます」と本名さんが言うとおり、その操作性は快適だ。

 「doyo(どーよ?)」は 2015年1月にWeb版の提供を開始し、3月までにAndroidアプリの提供を開始する予定だ。

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