ポタフェス2014が、ベルサール秋葉原で20日に開幕した。第6回を数えるイベント。 主催はポタフェス事務局。後援はオーディオショップe☆イヤホンを展開する株式会社タイムマシン。会期は21日まで。会場では161ブランド以上が参加、500種類以上のイヤフォン、ヘッドフォン関連製品の試聴ができる。入場料は無料だ。
割とマニアックな製品が多い印象のポタフェス2Fブース群
2Fのブースを歩いていて、ひときわ印象的だったのが、中国Infomediaの“Lotoo”ブランドを冠したハイレゾポータブルプレーヤー「PAWGold」。見た目はかなり無骨な印象でメニューも文字中心の簡素なものだが、音を聞くと情報量の豊富さ繊細さに驚かされる。
それもそのはず。Infomediaは放送機器などで有名なスイスNAGRAの製品の一部を設計から担当しているODMメーカーなのだ。国内でも12月19日から販売を開始。30万円に迫る価格だが、音質に関しては非常にいい。
DACはバーブラウンのPCM1792で、5.6MHzのDSDや192kHzまでのPCMに対応。筐体は航空機グレードのアルミニウム合金を使っており、かなり重厚感がある。
PAWGoldを扱っているトップウィングはハイレゾプレーヤーの先駆け的存在のHiFiMANや、22.4MHzのDSDなど最先端のフォーマットに対応しているiFI-Audioなども取り扱っている。HiFiMANに関しては、ローエンドの機種「HM-650」が登場。ESS DAC採用の最上位モデル「HM-901」とは異なり、WolfsonのWM8740×2という構成。その中間のHM-802とほぼ同等の内容だが、操作部材などを一部コストダウンして低価格化した。税別4万2000円とはかなり戦略的な価格だ。
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