ポタフェス2014 第2回
Astell&KernとJH Audioのコラボで生まれた、Layla、Angieなど
音質がよく、そしてかわいい、アキバで高級ヘッドフォンを探せ!
2014年12月21日 00時13分更新
ポタフェス2014が、ベルサール秋葉原で20日に開幕した。第6回を数えるイベント。主催はポタフェス事務局。後援はオーディオショップe☆イヤホンを展開する株式会社タイムマシン。会期は21日まで。会場では161ブランド以上が参加、500種類以上のイヤフォン、ヘッドフォン関連製品の試聴ができる。入場料は無料だ。
Astell&KernとJH Audioのコラボがさらに進む
1Fの奥には人気のハイレゾプレーヤーを展開するAstell&Kern(iriver)がブースを構えている。注目はJH Audio製のハイエンドイヤフォン「Layla」(レイラ)と「Angie」(アンジー)だ。
BA型ユニットを複数搭載しており、最上位のLaylaでは低域4、中域4、高域4の合計12ドライバー、姉妹機のAngieでは低域2、中域2、高域4の8ドライバー構成となる。ケーブル部分に低域調整ができるパーツが用意されている点も特徴だ。カナル型イヤフォンとしてはかなり大型の部類に入るが、性能的にもド級と言えそうな製品。
国内での発売時期は現状未定。ただし海外ではLaylaが2499ドル、Angieが1099ドルの値付けのため、為替などを勘案するとLaylaが20万円台後半から30万円台前半、Angieが10万円台前半となるのではないかと想像する。
実際にLaylaの音を聞くと、かなりパワフルである一方、繊細さも兼ね備えており、ハイエンドの名に恥じない質の高さを感じさせる。
Astell&Kernのブースではこれ以外にも、発表されたばかりの「AK100MKII LTD サファイヤブルー」(関連記事)や、参考出展の「AKT5p」なども展示。AKT5pはすでに国内でも公開済みだが、今回はAK240など向けに公開された新ファーム(AKT5p専用のEQ設定をプレインストール)との組み合わせで試聴できた。EQを活用すると、音は若干おとなしくなるが、聞き込むとそれぞれの帯域に強調感がなく、全体にフラットになる点がわかる。
また サファイヤブルーのAK100MKII LTDは色の美しさに加えて、付属品を押さえ、価格を安くした面もあり、来場者の注目を集めていた。
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