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α7IIからSTYLUS 1sまで、冬の最新デジカメで撮りまくる!! 第2回

「RICOH THETA」にソニー「QX1」、次世代を感じさせるデジカメたち!

2014年12月09日 12時00分更新

文● 周防克弥

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QX30はISO 3200、QX1はISO 6400まで
実用度の高い写真が撮れる!

QX30感度別撮影サンプル

ISO 80

ISO 80

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

 QX30はISO 400あたりからノイズが出はじめているが、目立つのはISO 800以降。最高感度のISO 3200でもノイズは少なめで、ノイズリダクションが効いていてる。その分、ディテールの再現性は落ちるがノイズが少ない分実用性は高い。

絞りを変えて撮影(広角側)

F3.5

F3.5

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

 絞り開放ではシャープネスは高く、解像感も高い。最小絞りのF8では若干シャープネスは低下している。

絞りを変えて撮影(望遠側)

F6.3

F6.3

F8.0

F8.0

 撮像素子は小さくレンズの口径も小さいこともあり、絞っても十分にシャープだ。

QX1感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 16000

ISO 16000

 QX1は、ISO 800あたりからノイズが出はじめているが、目立つのISO 6400以降だ。しかしISO 6400でも十分なディテールが残っており、気になるほどではない。

 ISO 12800以降になるとノイズも増えてディテールへの影響が出てくる。それにしてもAPS-Cサイズと大きめな撮像素子のおかげで、かなり高画質と言える。

16-50mmレンズで絞りを変えて撮影(広角側)

F3.5

F3.5

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

 αシリーズ用の「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」で撮影。絞り開放ではシャープネスは甘い。少し絞れば一気にシャープになり、F8付近を頂点にそれ以上絞っていくと徐々にシャープネスが落ちていく。

16-50mmレンズで絞りを変えて撮影(望遠側)

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

F32

F32

F36

F36

 望遠側では絞り開放からシャープだ。周辺部まで含めるとF11くらいまでは絞りたい。F16以降は徐々にシャープネスは落ちていく。特にF32以降はできるなら使わないほうがいいだろう。

QX30で撮影。撮像素子の小さめなコンデジなどは遠景の解像感で劣る傾向にあるが、本機は結構細かく再現できている。逆光でもフレアの発生はなく、露出も影響が少ない

QX30で撮影。撮像素子の小さめなコンデジなどは遠景の解像感で劣る傾向にあるが、本機は結構細かく再現できている。逆光でもフレアの発生はなく、露出も影響が少ない

QX1で撮影。白い花の微妙な明るさや淡い色の再現性も高い。スマホでこれだけの写真が撮れるのは素晴らしいと言える

QX1で撮影。白い花の微妙な明るさや淡い色の再現性も高い。スマホでこれだけの写真が撮れるのは素晴らしいと言える

 ともに単体で手元から離したり、自由なアングルでの撮影が行なえ、スマホから操作すればシャッタースピード優先オートや絞り優先オートでの撮影もできる。

 アプリを入れて無線LAN接続してしまえば、手持ちのスマホが光学30倍ズームやレンズ交換式のミラーレス一眼に早変わりしてしまうのは意外に便利だと思う。

 特に、すでにEマウントやAマウントのカメラを持っている人ならQX1はサブカメラ替わりにも使えると考えると、持って歩きたい人も多いのではないだろうか?

 どちらも撮ってすぐにSNSで利用できるのはかなりの利点と言えるだろう。

(次ページに続く、「カシオ Exilim EX-FR10」)

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