私が普段、ミラーレス一眼のオリンパス「E-M1」を使っている一番大きな理由は、レンズなのである。
オリンパス&パナソニック陣営のマイクロフォーサーズ規格は、各社ミラーレス一眼の中でもっともレンズラインナップが充実しているのだ。
その上、やや小さめのイメージセンサーを使っているため、ボディーもレンズもコンパクトで、複数のレンズを一緒に持ち歩いても苦にならない。
一眼レフだと、どうしてもボディーもレンズも大きく重くなるので、気合いを入れて撮影に行くときしか持ち出す気にならない。
大きさと性能と価格と使い勝手のバランスって難しいのだ。
で、そのマイクロフォーサーズに足りなかった「高性能な望遠ズームレンズ」が先ほど登場したのである。もう、発売日発表即予約で初日に入手したくらい待ってたのだ。
それが「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」(実売価格16万円前後)。35mmフィルム換算でいうと「80-300mm/F2.8」となる、明るくて高性能なズームレンズである。
望遠なだけならもっと長いのがいくらでもあるけれども、クオリティーが高くない超望遠より、ハイクオリティーな望遠の方がいいのだ。
かなり寄れて明るい!
室内で使える望遠ズーム
まあ、ややこしいカメラの話は置いといて、これで何を撮るかというと、もちろんネコである。
手にしたのが夜だったので、最初に撮ったのがうちの「かふか」。
望遠レンズながらかなり寄れるし、F2.8と明るいので「室内で使える望遠ズーム」なのだ。
かふかの目元にめいっぱい寄って撮ったのがこちら。目元だけにピントがあって鼻も身体もすーっとボケていく感じがたまらん。前評判通りの写りを見せてくれてうれしい。
(次ページに続く、「屋外でこれでもか、というぐらい猫を撮る!」)
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