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スマホ族と化した俺たちのために奴がリフレッシュして帰ってきた!

定番モバイルプロジェクターQUMI Q5 Refreshに隙なし

2015年01月07日 11時00分更新

文● 二瓶 朗

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MHLでの直結やWi-Fi投映など、スマホでの取り回しが進化したQUMI Q5 Refresh

念願のMHL対応! スマホ直結で簡単投映!

 前モデルであるQUMI Q5も、もともと各種ガジェットとの接続性に優れていた。しかしQUMI Q5 Refreshではいよいよ「MHL」に対応。スマホやタブレットをケーブル直結して簡単に投映できるようになった。

 また、付属する専用Wi-Fiドングルを本体背面のUSBポートに差せば、PC、Mac、Android、iOS端末とワイヤレス接続が可能となる。なお、別途「Mirror OP Lite」(PC、Mac向け)や「MobiShow」(スマホ、タブレット向け)といった専用ソフト(いずれも無償)が必要だ。

Wi-Fi経由でデバイスの画面を表示するときに使う付属の「Wi-Fiドングル」。本体背面のUSBポートに接続する

 さっそくAndroidスマホをMHL-HDMIケーブルで接続してみた。直結すると自動的に検出され、画面にソース変更の確認メッセージが表示されるので、ここで「OK」を選択。これだけでスマホやタブレットの画面をそのまま投映できる。面倒な設定がほぼ不要なので、プレゼンに全力で取り組める。

MHLに対応したAndroidスマホを、付属のケーブルで直結してみた

スマホを接続したところ、すぐにソース変更の確認ダイアログが表示された。これを切り替えればスマホ画面の投影が始まる

なお、スマホ/タブレットをケーブルで接続しているときには充電もされる。プレゼン中にスマホのバッテリーが無くなってうろたえる心配はないのでご安心を

ケーブル接続によるスマホ画面の投影。画面そのままを投映できる。プレゼンも楽勝

 次に、Windows 8.1搭載の2in1PCである「Surface Pro 3」を使ってWi-Fi接続に挑戦してみた。まず、QUMI Q5 RefreshにWi-Fiドングルを接続し、メニュー画面の「Wi-Fi」から、アクセスしたいWi-Fiのアクセスポイントを選択。同一のアクセスポイントをデバイスと共有することでWi-Fiを介した投映が可能になる(アクセスポイントがない場合は、QUMI Q5 Refreshをアクセスポイントとしてデバイスと共有する機能もある)。

 さて、Wi-Fi機能を有効にしたらプロジェクターの画面上で「Wi-Fiディスプレイ」を選択して待機状態にしておく。Surface側には、専用アプリ「MirrorOp Lite」をセットアップ。インストールファイルは製品ページからダウンロードできる。

 セットアップが完了したら、Wi-Fiの接続先を、先ほどQUMI Q5 Refreshで指定したアクセスポイント(またはQUMI Q5 Refresh自体)に指定。その後、MirrorOp Liteを起動し、Wi-Fiの接続先を確認したら、あとは自動的にQUMI Q5 Refreshが認識されるので選択すする。このとき、QUMI Q5 RefreshのIPアドレス(QUMI Q5 Refreshの待機画面に表示されている)の入力を求められることもある。

 一連の操作が完了すると、Surfaceの画面がWi-Fi経由で表示される。こちらもやってみると実にカンタンだ。

 なおテスト中、Surface Pro 3側で画面解像度を調整しないと、QUMI Q5 Refresh側で正確な画面投映が行なわれないケースが散見された。できればその辺はアプリで自動調整していただきたいところだが……今後の対応に期待しておこう。

Wi-Fi接続は人気のWin 8.1搭載機「Surface Pro 3」で検証

Surfaceでの操作01:アプリ「MirrorOp Lite」を起動して、QUMI Q5 Refreshが接続されているのと同じアクセスポイントを選択

Surfaceでの操作02:アプリで接続が確立したところ。あとは画面が投影されるのをしばし待つ!

Surfaceの画面がWi-Fi経由で投影された

 最後に、Android/iOSスマホからWi-Fi経由でQUMI Q5 Refreshで画像投影する手順を。Android/iOS搭載のスマホ/タブレットでは、Wi-Fi経由では画面を丸ごとミラー投映することはできず、指定した画像を表示することができるのみだ。画面丸ごと投映したいという場合は優先接続をオススメする。なお、PowerPointで作成したプレゼンファイルは、「PtG Converter」というツールでPtGフォーマットに変換することで投映できる。

 その手順はこんな感じ。QUMI Q5 Refreshを「Wi-Fiディスプレイ」モードにしておくこと、スマホ/タブレットを同じアクセスポイントに接続しておくことまではPCでの操作と同じだ。

 スマホ/タブレット側に専用アプリ「MobiShow」をインストールしたら(Google Play、AppStoreから無償でダウンロードできる)、アプリを起動してQUMI Q5 Refreshが同じアクセスポイントに接続されていれば認識されるのでそれを選択。あとはスマホ/タブレットで画像を指定すれば、QUMI Q5 Refreshで投映される。なお、投映する画像やプレゼンファイルはあらかじめスマホ/タブレットに保存しておくのを忘れないように。

Androidスマホに専用アプリをインストールして起動。同じアクセスポイント上のQUMI Q5 Refreshが見つかる

アプリ上で投映する画像、プレゼンファイルを指定する

スマホの画面が投影された

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