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北米産シェールガスにも対応する次世代輸送船

ハイブリッド化で燃費20%改善した新LNG運搬船「サヤリンゴSTaGE」

2014年11月28日 16時34分更新

文● 行正和義

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 次世代LNG運搬船「サヤリンゴSTaGE」 

 三菱重工は11月27日、次世代LNG(液化天然ガス)運搬船「サヤリンゴSTaGE」の開発を完了したと発表した。

 同社では従来のLNG運搬船に代わる低燃費・搭載量増の「さやえんどうEXTREM」を2011年に開発完了、すでに2隻が就航しており2016年までに8隻が完成する予定。さやえんどうEXTREMは球形タンクを船体一体カバーで覆うことで船体強度確保しつつ軽量化・空気抵抗を軽減するなどの工夫により、従来型LNG運搬船よりも約20%の燃費を改善した。

すでに大阪ガスインターナショナルトランスポートと商船三井によって運用されている「さやえんどうEXTREM」  

 サヤリンゴSTaGEは、球形の上半球がやや膨らんだリンゴのような形状をしたタンクを備え、船幅を増やすことなくLNG搭載量を約16%増加させている。さやえんどうで用いられた高効率再熱船用蒸気タービンに加え、ガスと油を両方使える2元燃料ディーゼルエンジンと電気推進機関を採用、エンジン排熱を蒸気タービンの再加熱に用いるなどして燃費はさやえんどうよりも20%以上改善。従来型LNG運搬船よりも40%以上改善しているという。

 基本設計を完了したモデルは全長297.5m、幅48.94m(拡張パナマ運河対応サイズ)。タンク4つで18万m3の容量を持つが、輸送量ニーズに合わせて総容積を柔軟に変更可能。さやえんどうの後継船として国内外のLNG輸送業から受注を見込んでいる。

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