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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第383回

可愛すぎてズルい!? 夏と冬に撮った子猫写真

2014年11月28日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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子猫は怖がりなので、遠くからそっと撮影

 蒸し暑い7月、実は同じような場所で別の子猫に遭遇したことがある。

 アパートの階段の下にちょこんと座ってたのだ。まさか人間に見つかるとは思わなかったのか、すげーびっくりした顔をしてたのが可愛かったので、猫が見えるアングルを探してそーっと1枚。

顔が小さいけど耳がでかい、子猫ならではの造型がたまりません。このときは夏なので猫は涼しい日陰に。ちょっと逃げ腰。おどかしちゃったすまん(2014年7月 ニコン D600)

顔が小さいけど耳がでかい、子猫ならではの造型がたまりません。このときは夏なので猫は涼しい日陰に。ちょっと逃げ腰。おどかしちゃったすまん(2014年7月 ニコン D600)

 この子猫、たたっと逃げちゃったので「おどかしてすまんかったな」と歩きはじめると、すぐとなりの建物の横で再び遭遇。奥をぐるっと回ってこっちに現われたらしい。びっくり。

 隣にいるキリッとしたミケっぽい猫の少し後ろに隠れてる。親元へ駆け込んだんじゃないかと思う。この(推定)親猫、右前足と左前足がツートーンになってそれがカッコいい。

 2匹がちょうど見える隙間を探して撮影。

子猫も可愛いけど、親猫の模様がキリッとしててカッコよかったのであった(2014年7月 ニコン D600)

子猫も可愛いけど、親猫の模様がキリッとしててカッコよかったのであった(2014年7月 ニコン D600)

 もういっちょ、夏の子猫写真を。今度は島の公園にいた猫。平日で観光客もほとんどいない夕方の公園を歩いてたら、展望台へ通じる通路のど真ん中に親子猫発見。

 平日ならではの余裕です。夏なのでもちろん日陰に。

 近づいてはいけないので、アスファルトの道から望遠でそっと狙ってみた。左右の前足でお腹のあたりを交互にぐいぐい押しながら乳を吸っております。

 へちゃっと座りながらもあたりを警戒してる母猫と、両足をだらしなく開いて地面にへばりついて必死に吸ってる。

 親子猫であります。

公園の通路で猫親子を発見。子猫は一心不乱にお食事中。こういうときは近寄らず騒がず、そっと撮る(2014年7月 ニコン D600)

公園の通路で猫親子を発見。子猫は一心不乱にお食事中。こういうときは近寄らず騒がず、そっと撮る(2014年7月 ニコン D600)

 やがて我々の気配に気づいたのかこちらを見たのでそのスキにもう1枚。

正面から見ると子猫と母猫の大きさがあまり変わらんようであるが、この時期の母猫は子猫にたくさん栄養を取られるので痩せてしまうのだ。おつかれさま。無事生き延びますように(2014年7月 ニコン D600)

正面から見ると子猫と母猫の大きさがあまり変わらんようであるが、この時期の母猫は子猫にたくさん栄養を取られるので痩せてしまうのだ。おつかれさま。無事生き延びますように(2014年7月 ニコン D600)

 最後に前ページ冒頭写真の話を。

 こちらも夏の写真。田舎の神社に猫がいたので這いつくばって撮ってたら、1匹だけ子猫がまじってたのだ。

 きれいなハチワレの子猫。人を怖がりつつも、ちょこまかちょこまかと動き回っていたので、カメラを構えてじっと待ってたら、警戒心も薄れたのか、なんとか撮影できる距離まで近づいてくれたのでパシャリ。

 子猫は好奇心旺盛だけど、同時に怖がりなもの。

 向こうが警戒しなくなるまでじーっと待つのが吉です。もっとも、夏にそれをやると蚊に食われまくって猫を撮る前にかゆさで悶絶するし、冬にやると(まあ冬の子猫ってそうはいないけど)寒さで悶絶します。ご注意を。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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