クラウドを積極活用する人向けの高コスパノート
ここまで見てきたように「HP Stream 14」は、個性的で高級感のあるデザインと、消費電力の少なさ、ファンレスによる静音性が魅力的なノートPCだ。
クラウドストレージの利用を想定してストレージ容量を抑えたため、ファイルサイズの大きなアプリを入れて使うのには不向きだが、プリインストールアプリやWebアプリなどを主に使うのであれば、非常にリーズナブルな製品だと思う。microSDカードスロットも搭載されているため、ストレージ容量の少なさが問題になるケースはそれほど多くないはずだ。
ローカルではなくクラウドストレージにファイルを持つことには、メリットもある。PCの乗り換え時には、インターネットに接続してクラウドストレージの設定を行なうだけで、これまでのファイルが使えるようになる。さらに便利なのは、一人で複数のPCを使っている場合や、複数人で共同作業を行なっている場合だ。どのPCに最新データを保存したか悩むことなく、共有できてしまう。
落ち着いたボディカラーは直販モデルで
ここまでネオンパープルの製品を紹介してきたが、このボディカラーは好みが分かれるかもしれない。出先でも使う場合など、落ち着いたボディーカラーが必要であれば、日本HPの直販サイト「HP Directplus」で販売している「モダンシルバー」モデルがオススメだ。いずれにしてもデザインの美しさ、質感の高さは価格以上のものがある。リーズナブルで高品質なノートを探している人には、ぜひ注目してほしい製品だ。
「HP Stream 14」の主なスペック | |
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製品名 | HP Stream 14-z000 |
APU | AMD A4 Micro-6400T APU クアッドコア(1.0~1.6GHz |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 32GB(eMMC) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレー | 14型ワイド(1366×768ドット) |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0 |
インターフェイス | USB 3.0端子、USB 2.0端子×2、HDMI端子、ヘッドフォン出力/マイク入力、microSDカードスロット |
本体サイズ/重量 | 幅346×奥行240×高さ17~20.5mm/重量約1.6kg |
バッテリー駆動時間 | 約6.5時間(公称値) |
OS | Windows 8.1 Update(64bit) |