マウスコンピューターの「LuvBook J」は、13.3型ノート、特にUltrabookに多い不自由さを解消しようと考えて送り出されたモデルだ。Ultrabookで不足しがちなインターフェース類を充実させたほか、キーボードやタッチパッドといった手に触れる部分などを集中的に強化して「使いやすい13.3型ディスプレー搭載ノートPC」を目指して作られている。
前回のレビューでは、そういった目に見える強化点を中心に紹介した。今回は見えづらい部分である内部の構成について、ベンチマークによる性能評価を交えながら紹介しよう。
メモリースロットを2つ搭載したことの魅力
試用したLuvBook Jは、CPUにCore i7-4510Uを搭載し、メモリーは8GB。ストレージは512GBのSSDを採用している。グラフィックス機能はインテル HD グラフィックス 4400だ。この構成での実力を、ベンチマークで評価してみた。
まず、Windowsの快適さの指標となるWindowsエクスペリエンスインデックスの項目に合わせて、評価プログラム「WinSAT」の結果を紹介する。
「プロセッサー」の値が「7.4」、「メモリー」の値が「7.6」、「グラフィックス」の値が「5.8」、「ゲーム用グラフィックス」の値が「5.3」、「プライマリハードディスク」の値が「8.15」となる。
グラフィックス機能は標準程度ながら、CPUやメモリーといった基本性能部分は非常に高いスコアが出ている。PCの総合力を見られる「PCMARK 8」と、グラフィックス性能を評価する「3DMARK」の結果を合わせて見ても同じ傾向が出ており、最新の3Dゲームなどを楽しむには少々力不足だが、一般的な用途ならばかなり快適だ。
8GBのメモリーが「4GB×2」のデュアルチャネルであることにも注目したい。つまり、メモリースロットを2つ搭載するのだ。Ultrabookなどの薄型機の多くは、メモリースロットが1つだけだ。メモリー交換不可という機種も少なくない。ところが「LuvBook J」は2本のメモリースロットがあり交換も可能だ。
購入時には4GBの構成を選択しておき、後で追加するとか、8GBメモリー×2の16GB構成も可能になる。長く使いたいユーザーにはありがたいポイントだろう。
バッテリーについては、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を実施したところ、2時間19分使うことができた。これだけを見るとモバイル利用には少々辛いように感じるが、省電力設定にすればさらに利用時間は延びる。また、付属するACアダプターはスリムなものだから、丸ごと持ち歩いてしまってもよいだろう。
(次ページ「2560×1440ドット ノングレアのIGZOパネルで広々と作業」へ続く)
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