さっそくTuneちゃんをダウンロードしてMMDに読み込ませる
さっそくTuneちゃんをダウンロードしてMMDに読み込ませてみる。配布されているデータは基本的にTuneちゃんが3つにG-TuneのPCモデルのセットが1つ。Tuneちゃんの3つは、最初のオリジナルモデルとカラー変更が可能なモデルの他に、UVデータ、所謂テクスチャマッピングデータなどがある。UVデータのほうは色だけでなく、テクスチャにも手を加えることができるデータで、着ている服の模様や色を変えることができる。
今まで使ってたノートマシンでもMMDは動作はするが、重めのエフェクトや複数のモデルを配置すると処理速度が低下し、まともに作業ができなかった。しかし、NEXTGEAR-NOTE i540BA1-Unityならビデオメモリが2MB搭載されているので、かなり余裕で作業ができる。
通常モデルのTuneちゃん2人を配置してもほぼ60fpsをキープできているのは嬉しい。
自分も最近のブームである艦これMMDを作成しようとして、足元に水面エフェクトを配置した瞬間にPCの動作速度が激落ちしてしまい、以降の作業が困難になったことがある。まぁ、ノートPCで作業するのがいけないっちゃいけないのだが、ノートならどこでも作業できる魅力があるので中々メイン環境から乗り換えができない。なお通常モデルのTuneちゃん2人を配置した状態で水面反射エフェクトを配置したところ、約30fpsまで低下したが、作業するには十分なスペックだ。
Unityとは違ってMMDはいたって簡単だ。といっても3D系のアプリならではの作法はあるので、全くの初心者だとはやりわからない事が多いだろう。だが、日本人が作ったソフトなのでメニュー周りは全て日本語で、わかりやすい。また、ニコニコ動画を中心に文化が栄えているので、避けている人もいるかとは思うが、解説動画も多く投稿されているのでひと通り見れば大体は理解できるはずだ。
MMDは色々やろうとすると結構大変だが、基本的な操作だけなら簡単だ。アプリを起動したら配置したいモデルデータや背景をMMDにドラッグすればいい。モーションデータも左下のモデル操作の項目に目的のモデルが選択されている状態でドラッグすれば適用される。あとはメニューから「WAVファイルを読み込み」でモーションデータにあった曲データを読みこめば後は再生するだけだ。
モーションと音がずれる場合には左側の大きな升目の場所で上のほうにある数字部分をクリックして「K」のキーを押すと1フレーム削除される。逆に「I」だと1フレーム挿入されるので曲に合わせてモーションデータを調整すればいい。この時に注意なのは「K」や「I」でフレームの削除や挿入をするとモーションは調整できるのだが、実は表情には適用されない。
表情データには口の動き、リップモーションも含まれており、口の動きと音がずれてしまう。フレームを削除する「K」を押すときには一緒に「J」をフレームを挿入するときには「U」のキーを同じ数だけ押すようにすればモーションの調整と同じだけ表情モーションも追従して動くので、某腹話術師のように「音が遅れて聞こえるよ」的な動きにならずにすむ。
配置したモデルデータへのライティングも可能なので、逆光にしたり、斜光にしたりと光で演出も可能だ。光の色もRGBの3色で変更できるので、夕暮れの赤い光や長く伸びる影等も再現できる。
(次ページ「背景を取り込んでみる」へ続く)
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