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もうリモコンはいらない!? 声で操作するパナソニックの「4K VIERA」

2014年09月25日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 パナソニックは9月25日、4K対応の液晶テレビ「VIERA」7機種を発表した。全機種10月17日発売となる。

高開口率IPSパネルを採用した
4Kハイエンドモデル「AX900」シリーズ

「AX900」シリーズ

「AX900」シリーズ

 ハイエンドモデルの「AX900」シリーズは、85V型(予想実売価格216万円前後)、65V型(同86万円前後)、55V型(同54万円前後)の画面サイズを用意。55V型はデザインの違いで2機種を用意する(価格は同じ)。

高開口率のIPSパネルと直下型バックライトで輝度が2倍に

高開口率のIPSパネルと直下型バックライトで輝度が2倍に

バックライトの制御ブロックが拡大

バックライトの制御ブロックが拡大

奥が従来機(WT600)で手前がAX900。IPSなので広視野角だ

奥が従来機(WT600)で手前がAX900。IPSなので斜めから見てもキレイ

 85V型以外は高開口率IPSパネルを採用。バックライトは直下型で、従来比で2倍の高輝度を実現。バックライトのエリアコントロールは、通常3×3ブロックの単位で制御するところを5×5ブロックの単位で制御することで、カバーする領域が広くなり、(制御エリアの違いで発生する)明暗の境界を目立ちにくくしている。

 さらにIPSパネルということで、水平・垂直178度という広視野角も実現している。

6軸の色補正を行なう「ヘキサクロマドライブ」

6軸による色補正を行なう「ヘキサクロマドライブ」

右がヘキサクロマドライブ搭載のAX900

右がヘキサクロマドライブ搭載のAX900

 4K映像の色規格である「ITU-R BT.2020」に対応。画像処理については、通常RGBの3原色を軸に行なう補正処理を、さらにCMY(シアン、マゼンダ、イエロー)も加えた6軸で行なう「ヘキサクロマドライブ」により、中間調の微妙な色合いも再現。原画に近い色再現を行なう。

白飛びを防止する「ダイナミックレンジリマスター」

白飛びを防止する「ダイナミックレンジリマスター」

右がダイナミックレンジリマスター搭載のAX900

右がダイナミックレンジリマスター搭載のAX900

 また、撮影時に圧縮されたハイライト部分の映像を復元する「ダイナミックレンジリマスター」により、映像の白ツブレを回避する。

「4KファインリマスターエンジンPRO」では3つの処理を行なう

「4KファインリマスターエンジンPRO」では3つの処理を行なう

 超解像技術を行なう回路として「4KファインリマスターエンジンPRO」を新たに採用。入力映像に対して、解像度に応じて超解像処理を行なう「原画判別」、信号復元処理のモデルから適切なものを選んで処理をかける「適応型リマスター超解像」、絵柄を解析して部分的に異なる処理を行なう「適応型ディテール超解像」を実施し、フルHD映像などを4K解像度で出力する。

リモコン。タッチパッド付のものも同梱される

リモコン。タッチパッド付のものも同梱される

40V型の小型モデルも用意!
4Kスタンダードモデル「AX700」シリーズ

「AX700」シリーズ

「AX700」シリーズ

 4K対応のスタンダードモデルとなる「AX700」シリーズは、55V型(予想実売価格32万円前後)、48V型(同27万円前後)、40V型(同21万円前後)の3つの画面サイズを用意。

 液晶パネルはVA方式で倍速駆動だが、部分的にバックライトを消灯することで残像を抑える「4Kフレームクリエーション」により、16倍速相当のなめらかな表示が可能。

 超解像処理には「4Kファインリマスターエンジン」を採用し、リマスター超解像とディテール超解像により高精細な4K映像を出力する。

次ページへ続く、「リモコンがなくても声だけで操作可能

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