入力端子と音の関係
では、本体にクリップセンサーやペダルをつないでみましょう。CLIPHITには、3つのクリップセンサーと、2つのペダルスイッチが接続できます。ただしペダルスイッチはひとつしか付属していません(2つめのペダルで何ができるかは後述します)。
それぞれの接続端子に割り当てられた音源は、「CLIP 1」がハイハットのような金物、「CLIP 2」がスネア、「CLIP 3」がタム、「PEDAL 1」がバスドラムになっています。この割り当ては音色セットによって若干異なりますが、音色を切り替えても同じポジションで叩き続けられるよう設定されています。
なお、CLIP 2端子にクリップセンサーをつなぐと、本体を叩いても音は出なくなります。これは本体内蔵のセンサーがCLIP 2の音源につながっているからです。
また、PEDAL 1に割り当てられたバスドラムは、ペダルを強く踏んでも早く踏んでも、音量は変化しません。残念ながら、ペダルスイッチはオン/オフしか検出しないためです。
もうひとつ、これは取扱説明書にはない使い方なので、自己責任で試していただきたいですが、クリップセンサの入力端子(CLIP 1/2/3)が標準フォーンだったので、試しに楽器用のシールドをつないでみました。するとプラグに触れただけでドラムの音が出ました。
これらの音源はピエゾセンサーの信号でトリガーしてるので、レベルさえうまく調整してやれば、オーディオ信号をきっかけに音源が鳴るわけです。ここにいろいろな可能性を感じはしますが、繰り返します、試すなら自己責任で。
(次ページでは、「PEDAL 2用のペダルは必須!」)