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イメージはFFの「クリスタル」 - レベル99を目指せる活動量計「HJA-700T」(後編)

2014年09月09日 11時00分更新

文● 大河原克行

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年間出荷計画は4万5000台、ほぼ計画通りの販売台数で推移

 HJA-700Tの年間出荷計画は4万5000台。2014年6月20日の発売以来、ほぼ計画通りの販売台数で推移しているという。

 価格はオープンだが、予想実売価格は9980円(税別)。一般的な活動量計が2000〜5000円という価格設定であるのに対して、倍以上の価格となっている。それにも関わらず4万5000台という、意欲的な販売目標に向けて取り組んでいる点は、オムロン ヘルスケアにとっては大きな挑戦だ。

 一般的に活動量計が売れるのは、春や秋。6月の発売というのは、梅雨時であり、夏場に向かうタイミングとしては決して適したものでない。むしろ、これからの時期が需要の本番になるといえるだろう。

 「これまでのユーザー層とは別のユーザーに対するアプローチを行なっているのがHJA-700T。『オムロンがこんな製品を出してきたのか』と驚いていただき、製品の良さを評価していただきたい。そして人々の健康寿命を伸ばすことができる製品としての役割を果たしたい」と、下瀬グループリーダー代理。また、江下シニアデザイナーは、「所有感を満たしながら、人々の健康をサポートできる製品として認知されることを目指したい」とする。そして、武石グループリーダー代理は、「HJA-700Tを持っている人同士がコミュニケーションを行なえるような新たな提案もしていきたい」と、新たなサービス創出にも意欲をみせる。

 HJA-700Tは、活動状態に応じて本体上部のライトが点滅するが、そうした機能を生かしながら、利用者同士のコミュニケーションを提案することも可能になりそうだ。

 活動量計は、継続的に利用してもらうことが大切だ。オムロン ヘルスケアでは、そのための仕掛け作りも、今後増やしていきたいという。

 HJA-700Tには、これまでの活動量にはない新たな提案で、新たな顧客層をつかみ始めているのは事実だ。そして、活動量計の新たな楽しい使い方を提案したともいえそうだ。


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