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映画館のスピーカーも手掛けるクリプシュが本気で造った臨場感抜群のゲーミングヘッドセット

FPSで勝つためのヘッドセット、クリプシュの「KG-200」

2014年08月31日 12時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp編集部

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KG-200でFPSをプレー。足音や銃声の方向もわかるし臨場感もスゲー!

 KG-200は、Windows/Xbox 360/PlayStation 4/PlayStation 3に対応している。実際にPlayStation 4でバトルフィールド 4をプレイしてみた。友人にお願いし、協力プレイでマイクの性能もチェックできたので紹介していこう。

3.5mmミニピン×2とUSBケーブルを搭載

KG-200には、「Xbox用トークバックケーブル」「PlayStation 4用チャットケーブル」、「PC接続用USBアダプター」、「RCA変換ケーブル」が付属している

 ステージが屋外で、フィールドが広大な場合、筆者の経験不足なのか、足音はあまり聞き取れなかった(というか敵の足音か味方の足音か判別できないまま、遠くから飛んできた弾丸でやられることが多い…)。広大なフィールドではもはや近接戦闘になる前にド派手にやられることが多いことを考えると、足音はそんなに重要ではないだろう。

 その代わり、銃声の方向や戦車が向ってくる音、ロケット弾が飛んでくる音などは、はっきりと聞き分けられた。砲撃やミサイルは一発で当たったらそれまでだが、外れた際にどの方向から飛んできたかがわかると、逃げなくてはいけない方向が分かるの生存率が上がる。

 建物に籠って応戦している時に、戦車が建物の回りをぐるぐる回っている感じが音だけでわかり、囲まれていることがわかった。TVのスピーカーだと戦車がいることぐらいしかわからない。まあ、囲まれたので、このあと見事に吹き飛ばされたのだが……。

 ステージが屋内もしくは地下道など、密閉された空間になると足音がしっかり聞こえるようになる。フィールドが狭いと近接戦闘も増えるため、どっちの方向から敵がやってくるかは勝率に直結する。実際に向かってくる敵を待ち伏せできたり、むやみに飛び出したりしなくなったので、倒せる回数が増え、倒される回数が減った。

ボイスチャットも快調!

マイクはグニャグニャ曲がるので、口元までマイクの先を持ってこれる

 続いてボイスチャットについてだ。マイクはグニャグニャと曲がるので、口元の前にマイクの先を持ってこれる。右側のイヤーヤップでボリューム調整ができるので、プレイ中にヘッドフォンを外さずにチャットボリュームも変更できる。チャットの会話の会話やゲーム音をしっかり聞きたい場合にすぐボリュームが調節できるのはありがたい。また、取り外しが可能なので、チャットをしない場合は外して普通のヘッドフォンとして利用できるのもうれしい点だ。

マイクは取り外し可能なので、映画鑑賞などの際に普通のヘッドフォンとしても利用できる

ゲームのジャンルによって使い分けできる、4種類のイコライザー

 また、KG-200には、バランスの取れた「フィデリティ」、低音を最適化し銃声や爆音の迫力がある「コンバット」、高音域と中音域を強化した「ステルス」、低音域と中音域を強化し、スポーツに最適化した「スポーツ」といった4種類のEQプリセットを用意している。なお、ボタンを押すとフィデリティ、コンバット、ステルス、スポーツの順番で切り替わる。長押しするとビーフ音が鳴り、フィデリティに戻る。スポーツでボタンを押してもビーフ音が鳴り、フィデリティに戻る仕組みになっている。

戦闘中も写真のように片手でチャットの音量やイコライザーの変更ができる

 「バトルフィールド 4」をプレイする際は「コンバット」を利用。映画館のスピーカーなどに採用されているクリプシュが造ったヘッドセットだけあって、銃撃や戦車での攻撃、爆発音などの臨場感についてはピカイチ。また、密閉型のイヤーカップなので、周りの音をほぼ完全にシャットアウトできた。臨場感や没入感が違うだけでテンションが上がったり、緊張度合も増すので、その分集中力が上がった気がした。やはりTVのスピーカーでプレイしている時は、結構ゲーム以外の音などで気が散るのだろう。


(次ページ「ゲームだけでなく、映画にもオススメ!」へ続く)

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