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GeForce GTX 760、話題の「Turbo 240」液晶を組み合わせる

PASSANTとEIZOの組み合わせは正に鬼に金棒

2014年08月27日 11時00分更新

文● 石井英男

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人気のCooler Master製最新ケース「CM 690 III」を採用

ゲーミングPC「PASSANT i7AH9N76」とゲーマー向けディスプレー「FORIS FG2421」

 PASSANT i7AH9N76は、PASSANTシリーズのミドルレンジに位置する製品だ。最新ゲームも高解像度で快適にプレーできるパフォーマンスを持ちながら、税込13万円台というコストパフォーマンスの高さがウリである。

 また、Cooler Master製ミドルタワーケース「CM 690 III」を採用していることも魅力の一つだ。Cooler Masterは、高品質なケースやCPUクーラー、電源ユニットなどのメーカーとして自作派に人気だが、特にCM 690シリーズは同社のケースの中でも、使い勝手と拡張性の高さでロングセラーとなっている。

 シリーズ最新モデルのCM 690 IIIは、外観こそ大きな変化はないが、大口径200mmフロント吸気ファンやSSD/HDDコンボトレイの採用など、内部構造には大きく手が加えられており、拡張性や冷却性能がさらに向上している。デザインや仕上げにもこだわっており、質感も高い。トップパネルやフロントパネルにはメッシュ素材が採用されており、十分なエアフローが確保されている。冷却性能や拡張性が重視されるゲーミングPCには最適なケースだ。

上面の手前側には、電源スイッチやI/Oポートを隠すためのカバーが装着されている

上面のカバーを外したところ。USB 3.0端子×2やUSB 2.0端子×2、マイク、ヘッドホン、電源スイッチ、リセットスイッチが用意されている。また、ドライバーなどの小物を入れるための凹みも用意されている

左サイドパネルには通気孔とファン取り付け穴が用意されている。200mmファン×1基、または180mmファン×1基、または120mmファン×2基の取り付けが可能だ

フロントには口径200mmの吸気ファンが搭載されており、冷却性能が向上している(前モデルのCM 690 IIは140mmファンを搭載)

拡張性やメンテナンス性も優秀

PASSANT i7AH9N76の内部。内部は広く、配線もきちんと整理されているため、エアフローを妨げるようなことはない。拡張ベイも多く、メンテナンス性も高い

 CM 690 IIIは、拡張性やメンテナンス性が非常に優れているケースだ。最大9つのファンをケース内に搭載できるので、使用するパーツに応じてエアフローを自由にカスタマイズできる。さらに、拡張ベイは5.25インチベイが3基、3.5インチベイが7基搭載されており、フレームを一部組み替えることで3.5インチベイを2.5インチベイとして使える。サイドパネルやトップパネルなどは、すべて手回し式のローレットスクリューを使って固定されているほか、ストレージを固定するマウンターも、ドライバーなどの工具を使わずに着脱できる構造になっているためメンテナンスもしやすい。

 拡張スロットは、PCI Express 3.0 x16が1基とPCI Express 2.0 x16(x4動作)が1基、PCI Express 2.0 x1が2基、PCIが2基の合計6基が用意されているが、このうちPCI Express 3.0 x16スロットにはグラフィックスカードが装着されているので、空きスロットは合計5基となる。

PASSANT i7AH9N76の背面。上部に120mm排気ファンを搭載し、ファンの下には水冷用ホースを通すためのホースホールがある。PS/2×2、USB 3.0端子×4、USB 2.0端子×2、有線LAN、ライン出力端子、ライン入力端子、マイク入力などインターフェースも充実。グラフィックスカードの出力端子は、DVI-D、DVI-I、HDMI出力端子、DisplayPortの4系統だ


(次ページ、「ミドルハイGPUのGeForce GTX 760を採用」に続く)

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