人気のCooler Master製最新ケース「CM 690 III」を採用
PASSANT i7AH9N76は、PASSANTシリーズのミドルレンジに位置する製品だ。最新ゲームも高解像度で快適にプレーできるパフォーマンスを持ちながら、税込13万円台というコストパフォーマンスの高さがウリである。
また、Cooler Master製ミドルタワーケース「CM 690 III」を採用していることも魅力の一つだ。Cooler Masterは、高品質なケースやCPUクーラー、電源ユニットなどのメーカーとして自作派に人気だが、特にCM 690シリーズは同社のケースの中でも、使い勝手と拡張性の高さでロングセラーとなっている。
シリーズ最新モデルのCM 690 IIIは、外観こそ大きな変化はないが、大口径200mmフロント吸気ファンやSSD/HDDコンボトレイの採用など、内部構造には大きく手が加えられており、拡張性や冷却性能がさらに向上している。デザインや仕上げにもこだわっており、質感も高い。トップパネルやフロントパネルにはメッシュ素材が採用されており、十分なエアフローが確保されている。冷却性能や拡張性が重視されるゲーミングPCには最適なケースだ。
拡張性やメンテナンス性も優秀
CM 690 IIIは、拡張性やメンテナンス性が非常に優れているケースだ。最大9つのファンをケース内に搭載できるので、使用するパーツに応じてエアフローを自由にカスタマイズできる。さらに、拡張ベイは5.25インチベイが3基、3.5インチベイが7基搭載されており、フレームを一部組み替えることで3.5インチベイを2.5インチベイとして使える。サイドパネルやトップパネルなどは、すべて手回し式のローレットスクリューを使って固定されているほか、ストレージを固定するマウンターも、ドライバーなどの工具を使わずに着脱できる構造になっているためメンテナンスもしやすい。
拡張スロットは、PCI Express 3.0 x16が1基とPCI Express 2.0 x16(x4動作)が1基、PCI Express 2.0 x1が2基、PCIが2基の合計6基が用意されているが、このうちPCI Express 3.0 x16スロットにはグラフィックスカードが装着されているので、空きスロットは合計5基となる。
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