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通信内蔵で海でも元気に活躍する、YOGA TABLET 8

鎌倉ライフガードに聞く「なぜ海でもタブレットが有効なのか」

2014年08月12日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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海辺の悩み通信環境の確保を3Gで通信が手助けする

 ゴールドコーストの海岸線は永遠と思えるほど長い。50kmを超えるビーチに沿って20~25ものライフセービングクラブが活躍する。しかしその長大な海岸線のほぼすべてを、Wi-Fiがカバーし、一定間隔で置かれた「Coastal Watch」が波の状態を常に監視する。このカメラはライフガードの本部から必要に応じてコントロールすることもでき、波だけでなく、浜辺で起こる事故やちょっとした犯罪といったものの解決にもITが有効活用されているという。

 インターネットを通した情報共有は有効だが、日本のビーチはゴールドコーストに比べればまだまだ不十分な側面もあるようだ。由比ヶ浜海岸でも、Wi-Fiがつながるのは基本的に本部のみ。海の家には公衆無線LANも転々とあるようだが、浜全体のどこに行っても安定した接続があり、誰もが適切な情報を得られるといった状況にはない。

 そんな環境でも、通信内蔵でインターネット接続を確保しやすいタブレットは役立つ。


斬新な形状で、自立してどこでもスピーディーに使える

YOGA TABLET 8を手にコメントする朽木氏。画面に映っているのは、監視員のシフト調整をするためのアプリ。

 導入したYOGA TABLET 8はまだ数台で、現状では本部に置いて使うのがメインであるとのこと。しかし1kmほどの浜に4ヵ所置かれたステーションで、簡便に通信回線を確保するには、こうした端末が適するのは確かだろう。SIMフリーで3G回線を内蔵でき、長時間のバッテリー駆動が可能。自立しタッチで簡単に操作できるから、使いたい場所にポンと置くだけですぐに活用できる。

 「斬新な形状とサイズ、自立してどこにでも置ける点。情報を調べたいときにすぐ調べられて、その結果をすぐに見せられるという点がいい。ノート型だとキーボードのスペースが必要になるので打つ場所が限られる、常に操作するには難しい」

 由比ヶ浜監視所では、最新かつ様々な情報に瞬時にアクセスでき、ペンや手書きで迅速に書いて情報を共有できる点など、タブレットの持ち味を積極的に活用して生かしている。本部に置かれた2台のYOGA TABLET 8はメンバー間での活用に加え、本部に待機している看護士も有効活用している。特に海外からの利用客も増えている由比ヶ浜海岸では、外国人向けの情報提供で便利だという。

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