パーティーや屋外で使うのがベター
今回はリスニングのサンプルとしてUKロック(Oasis)、ヘヴィメタル(Soilwork)、R&B(Ne-Yo)などを流して音の感じをチェック。ほぼ全方向的に音が飛ぶスピーカーの配置や、低音域に強さのあるスピーカー特性から、派手な低音と高音域が目立つ現代的なR&Bなどのクラブミュージックに最も合うと感じました。
LinkSecurity機能で複数のBluetooth端末からのアクセスができたり、大音量で鳴るアラーム機能があったりと、屋外やそれなりの広さがある部屋でのパーティーなどでの使用に最適なモデルだと思います。
個人的には、屋内では自分から前面が見える横置きにして使い、車の中などでは背面が見える形に置いて、出音をガラスに反射させて使うとバランス良く聴けるのではないかと思いました。
前面スピーカーから音が耳に直撃する状態だと中低音が弱くなり、あまり気持ちよくは聴けなかったというのが正直なところです。
また部屋の中でもある程度高い位置に置いて、音が「降ってくる」ような状態にすると聴きやすい感じがしました。コントロールや通話機能などをある程度諦める必要はありますが、エレクターなどで耳よりも高い位置に配置すると良いリスニング環境になるかと思います。
その点では一般家庭はもちろん、店舗などでの使用にも向いていそうです。
藤村 亮(ふじむら りょう)
1981年生まれ、Ibanez製7弦ギターを手に世界を渡り歩くロックミュージシャン。2006年にバンド"AciD FLavoR"の7弦ギタリストとしてメジャーデビュー。2008年よりベルギーのインディーズレーベルと契約し、"Ryo Fujimura"としてソロ活動を開始。ヨーロッパ最大の日本文化イベント"JapanExpo"や各国のJ-Musicイベントにゲスト参加した。2012年からは活動の幅をメキシコにも広げ、3度のライブツアーを敢行。さらに、2013年11月にはヨーロッパツアーを終え、2014年1月1日から一日一曲アップロード企画「Daily Sound Scape」をSoundcloud上で開始。