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ボタンひとつで低音を上げるなど、独自機能も満載のスピーカー

5つのドライバー搭載で全方向に音が飛ぶ、小型パワフルなやつが登場!

2014年08月01日 17時00分更新

文● 藤村亮

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小さい音量でも低音を効かせるTera Bass機能

 Tera Bass機能は小音量での使用時にはスカスカになりがちな低音域を持ち上げることで、小さな音量でも迫力あるサウンドにしてくれます。1人暮らしで隣家を気にする環境だったり、夜に音楽を聴きたいときには打ってつけの機能と言えます。

 機能をオンにすると女性のアナウンスが流れます。親切と言えますが、流している音楽が途切れてしまうので、不要であればALARMボタンを長押しでアナウンスをオフにすることも可能です。

LinkSecurityスイッチは背面にある

 また女声アナウンスはBluetooth機器の接続時などにも流れますが、マルチファンクションボタンとボリュームダウンボタンを同時押しすると、彼女のアナウンスをオフにすることができます。アナウンスが必要なときはマルチファンクションボタンとボリュームアップボタンを同時押しすればアナウンスが再度オンになります。

 LinkSecurityスイッチはBluetooth機器からのアクセスを管理する機能です。同時に2台までのBluetooth接続に対応し、個人使用に適したLS2モード、2台以上のBluetooth接続に対応するグループでの使用に適したLS1モード、外部からのBluetooth接続すべてに対応するLS OFFモードの3段階のセキュリティー強度が設定できます。

低音が強く出て、向きを変えると中高音が強くなる

 このSound Blaster Roarは前述のとおり、スピーカーの配置が独特なので背面を上にした縦置きも可能です。スピーカーの向く方向が変わると、当然音の聴こえ方も大きく変わり、縦置きだと中音域が強く密集感があり、横置きだと高音域がよりクリアに聴こえます。

左が前面、右が背面を上に向けた状態

 音はパッシブラジエーターが2発搭載されていることもあり、低音域が強く出るモデルなので基本的にはどっしりとした落ち着きのあるサウンドです。が、音量を上げていくと中音域にクセが出始め、最終的には音がダマ(ダンゴ状態)になって潰れて聴きづらくなってしまいます。その点を考えると音量を小さく出す時には縦置きでTeraBassをオンにして、低音をカバーするのが良さそうです。

 屋外などでの使用時は単純に大音量を出せると思うので、TeraBassはオフにし、ROARボタンを入れて音の解像感を上げると良いと思います。

(次ページでは、「パーティーや屋外で使うのがベター」

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