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ものづくり日本の歴史を機械から振り返る

機械遺産に南極点到達雪上車や国産腕時計、マッサージチェアーなどが認定

2014年07月25日 16時45分更新

文● 行正和義

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南極点到達雪上車(国立極地研究所 南極・北極科学館/白瀬南極探検隊記念館)

 日本機械学会は7月24日、歴史的に価値のある「機械遺産」として、南極点に到達した雪上車や、セイコーの国産腕時計「ローレル/グランドセイコー/クォーツアストロン」、世界初の量産マッサージチェアーなど8件を認定した。

セイコー「ローレル/グランドセイコー/クォーツアストロン」(セイコーミュージアム)

 機械遺産は歴史的価値のある機械や資料などを登録するもので2007年より始まり、今年8件が登録されたことにより計69件となった。

「フジ自動マッサージ機」(フジ医療器)

 2014年認定機械遺産としては上記のほか、北海道空知郡にある「土の館」(北海道の土作りとトラクターの博物館)、埼玉県さいたま市の「農機具 資料館」(農業機械黎明期の機械と史料の博物館)、「清水港テルファー」(日本の貨物輸送を支えた港湾機械)など。

「清水港テルファー」(清水マリンパーク内)

 8月7日の「機械の日」に、早稲田大学国際会議場にて認定証及び感謝状授与が行われる(参加無料)ほか、7月29日~8月11日の間、国立科学博物館地球館2階にてパネル展示などが実施される。

「土の館」(北海道の土作りとトラクターの博物館)

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