高速、高信頼性、高機能なエレコムの法人向けNAS「NSR-MS2シリーズ」
小規模オフィスのデータ保管“5つの悩み”をエレコムNASが解決!
2014年07月28日 09時00分更新
業務に関わるデータを安全に保管するには――。今ではこうした悩みはどんな企業でも共通するものになっている。エレコムが6月に発売した「NSR-MS2シリーズ」は、50人以下の小規模オフィスや部門で使うのに最適なNAS(ファイルサーバー専用機)だ。本稿ではその特徴をしっかりチェックしてみたい。
簡単でコンパクト、リーズナブルな価格のNAS新製品
エレコムが6月に発売した「NSR-MS2シリーズ」は、2台の3.5インチHDDを内蔵するコンパクトな法人向けNAS(ファイルサーバー専用機)だ。50ユーザー以下の小規模オフィスや部門で使われることを前提に設計されており、IT管理者がいなくても簡単に導入できること、豊富な機能を備えながらもリーズナブルな価格で購入できるのがポイントだ。
NSR-MS2シリーズには、ディスク容量の異なる3つのモデルがラインアップされている。キットにはNAS本体、HDD取り付け済みのドライブベイ×2台、ACアダプタ、LANケーブル、管理ソフトCD-ROMが含まれる。箱から本体を取り出してドライブベイを取り付け、社内のEthernetスイッチと電源につなげば準備完了だ。準備には10分もかからない。
エレコム NAS 「NSR-MS2シリーズ」 | |||
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型番 | NSR-MS4T2BLB | NSR-MS6T2BLB | NSR-MS8T2BLB |
ディスク容量※ | 4TB | 6TB | 8TB |
標準価格(税込) | 9万7200円 | 11万6640円 | 14万9040円 |
対応クライアントOS | Windows 8.1/8/7/Vista/XP、Windows Server 2008/2008 R2/2003 R2/2003、Mac OS 10.6~10.9※※ | ||
対応クライアント数 | 最大ユーザー数:300、最大グループ数:300 | ||
外部インタフェース | ギガビットEthernetポート×1、USB3.0×1、USB2.0×1 | ||
外形寸法 | 高さ135×幅97×奥行き207(mm) | ||
質量(HDDを除く) | 約810g | ||
保証期間 | 3年間 |
※※対応するMacはIntelプロセッサモデル。
OSにLinuxを採用しているため手頃な価格帯であり、ユーザー数が増えても追加コストはかからない。“Linux採用”と言うと難しそうなイメージもあるが、わかりやすい管理ツール(Windows、Mac対応)が付属しているので、誰でも簡単に使いこなせるのが魅力だ。
ここからは、小規模オフィスや部門サーバーにありがちな“お悩み”を踏まえつつ、NSR-MS2シリーズの最新機能が“お悩み”をどう解決してくれるのか、具体的に紹介していこう。
お悩み1「大容量のデータを高速に読み書きしたい!」
→余裕のパフォーマンスでファイルの読み書きがサクサク
表計算やプレゼンテーションのファイル、デジタルカメラで撮った写真、音声や動画――。業務で扱われるファイルも多様化し、だんだんと大容量化している。すでにファイル1つが数MB、数十MBというのも当たり前になっており、今後はさらに大きなファイルを扱うようになるかもしれない。
そんな中、ファイルサーバーへの読み書きが遅ければ、従業員の作業効率も“やる気”もダウンしてしまうはずだ。特に、複数のユーザーが同時にファイルを読み書きすることの多いオフィス環境では、NASのパフォーマンスに十分な余裕があるかどうかが快適な利用のカギを握る。
NSR-MS2シリーズでは、高性能CPU(PowerPC 800MHz)と大容量メモリ(496MB)を搭載することで、高速なパフォーマンスを実現している。読み出しは102MB/s(メガバイト/秒)、書き込みは83MB/sと、同等クラスの従来製品と比べておよそ40~50%も高速だ。
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