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Windows Info 第25回

エクスプローラーの使い勝手を良くする2つのテクを紹介

2014年07月08日 12時00分更新

文● 塩田紳二

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特殊なフォルダを直接開くショートカットを作る

 また、ナビゲーションウィンドウでは、「ライブラリ」や「お気に入り」を開くこともできるが、普段ナビゲーションウィンドウをオフにしているなら、それぞれのショートカットを作成してもいいだろう。

 たとえば、エクスプローラーの「お気に入り」(IEのお気に入りとは別)に利用頻度の高いフォルダを登録しておくと、多くの作業では、ナビゲーションウィンドウを使うことなく目的のフォルダを開くことができるようになる。筆者などは、「Program Files」や作業用のテンポラリフォルダー、ネットワーク内の他のマシンの共有名(公開しているテンポラリフォルダ)などを登録している。

 お気に入りを直接開くショートカットを作るには、「項目の場所」に以下のようなものを登録しておく。

エクスプローラーへのショートカットにシェルショートカットを指定すれば、さまざまなシステムフォルダを開くことができる

C:\Windows\explorer.exe shell:Links

 上記のコマンドは、エクスプローラーを「shell:~」という引数を付けて起動するものだ。このようにエクスプローラーの実行ファイルパス(C:\Windows\explorer.exe)の後にスペースを置いた後、開きたいフォルダのパスを書いておけば、指定したフォルダを開くショートカットになる。

 このとき「シェル・ショートカット」という方法が使え、それが「shell:~」の指定方法だ。これは、特殊フォルダや、ユーザーごとに違うパスになる標準のフォルダなどを指定する方法だ。この方法を使うと、ショートカットを他のユーザーがコピーして使っても、自分のユーザーフォルダ以下の正しいフォルダが開くようになったり、パスで直接指定できないフォルダ(たとえばライブラリフォルダなど)を指定することが可能になる。主なシェルショートカットは、本連載第10回に表があるので参照してほしい。

 こうしてショートカットを作ったら、アイコンなどを指定してタスクバーに登録しておくことも可能になる。お気に入りなどが直接開けるショートカットを作っておき、タスクバーやスタート画面に登録しておくと、タッチ操作でデスクトップ環境を使うときに便利だ。

 また、今回のような設定をしておくと、もとからあるエクスプローラーのアイコンはなくても困るようなこともない。オリジナルのエクスプローラーのアイコンはタスクバーから登録を解除してしまってもいいだろう。

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