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高解像度化した「YOGA TABLET 10 HD+」で、鮮明な映像を楽しむ 第1回

3種のモード毎にサウンドと画面を最適化

バッテリー&スタンドを融合!「YOGA TABLET 10 HD+」独特のデザインは秀逸だ

2014年07月10日 11時00分更新

文● 高橋量

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視野角178度のIPSパネルは発色もバッチリ

 本体のフットプリント(設置面積)は約幅261×奥行180mmで、10.1型タブレットとしては標準的な大きさだ。高さは最薄部で3mmと非常に薄いが、バッテリーシリンダーのある最厚部は9.1mmとやや厚め。だがその厚さがホールド・モード時の確かなグリップ感を生み出していると考えれば問題ない。重量は約626gで、ストレスなく持ち歩ける重さだ。

最薄部の本体上辺は高さわずか3mm

最厚部9.1mmは数値だけ見れば厚く感じるが、この厚さが使いやすさを生み出している

 ディスプレーは10.1型で、解像度は1920×1200ドットのWUXGA。IPS方式の液晶パネルは視野角が178度とかなり広く、ディスプレーを斜めから見てもコントラストは保たれたまま。発色も良好で、鮮明な映像を楽しめる。

ディスプレーの解像度1920×1200ドット。色合いが鮮やかでグラデーションも自然に映し出す

視野角178度のIPSパネルを採用している

タッチパネルは10点マルチタッチに対応。タッチ操作の反応もよく、タッチ箇所のズレを感じることもなかった

 インターフェースはMicro-USB 2.0端子とヘッドホン端子、microSDカードスロットと必要十分な構成。通信機能はIEEE 802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 4.0に対応している。ネットやホームネットワーク内の動画を再生することを考えると、無線LANは5GHz帯の周波数にも対応してほしいところだ。またサイズの小さな「YOGA TABLET 8」にはマイクロSIMカードスロットを搭載した3G対応モデルが用意されているが、「YOGA TABLET 10 HD+」はWiFiモデルのみとなっている。

本体右側面にはヘッドホン端子とボリューム調整ボタンが配置されている

左側面にはMicro-USB 2.0端子と電源ボタン

microSDカードは、可動式のスタンドの下に用意されている。カバーを取り外してから挿入するのだが、一度差し込んでしまうとやや取り出しにくい

付属のACアダプターもコンパクトだ

特徴的なデザインでも実用性もバツグン

 正直なところ、はじめて「YOGA TABLET」シリーズを見たときはウケ狙いのイロモノモデルだと思っていた。だが「YOGA TABLET 10 HD+」を実際に使ってみると、バッテリーシリンダーと可動式スタンドの組み合わせは非常に便利だ。モード切り替え時に自動表示されるスマート・サイド・バーも使いやすく、ソフトウェアとハードウェアの両面において細かな配慮が行き届いた、秀逸なギミックだと実感した。まだ「YOGA TABLET 10 HD+」に触れたことがないなら、一度試していただきたい。

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