7万円台の15型ノート「LIFEBOOK WA1/R」(LIFEBOOK AH53/R)と「My Cloud」でXP環境から脱出! (4/7)
2014年06月30日 15時30分更新
7万円台で買える最小構成モデルでも性能は十分高い
続いて、LIFEBOOK WA1/R試用機のパーツ構成を見てみよう。CPUのCeleron 2950Mはデュアルコアタイプで動作周波数は2.0GHz。現在のCPUラインナップから見れば廉価版に位置づけされるが、Windows XP世代の標準的なマシンと比べればCPUパワーは劣ることはない。
メモリー容量は4GB。Windows XPなら2GBあればサクサク動作していたが、現在では4GBで標準といったところだ。日常的な作業には十分な容量だが、複数のソフトを同時に起動することが多いなら、8GBあると快適に動作する。
ストレージ(大容量記憶領域)としては約500GBのHDDを採用している。ウルトラブックやタブレットなどで採用される「SSD」よりもアクセス速度は遅いが、大容量タイプのドライブを安価に手に入れるならHDDのほうが有利だ。
LIFEBOOK WA1/R試用機は最も安価なパーツで構成されたいわゆる「最小構成」と呼ばれる組み合わせだが、実際に使ってみたところ日常的な作業であれば特にストレスを感じる場面はなかった。たとえばYoutubeの動画再生はカクつきもなく、とてもスムーズ。何か作業をしながらでも、処理が極端に遅くなることはない。
価格を優先させた最小構成では、オフィスはプリインストールされていない。無料の「Microsoft Office Online」を使えば、エクセルやワード、パワーポイントの文書をブラウザーから作成可能だ。画面の解像度が低いので編集領域はやや小さいものの、縮小すれば文書を広範囲に見渡すことができる。文字が大きく表示されるため、縮小時でも快適に作業を行なえた。またブラウザーゲームでもストレスなくプレーできるパワーを備えている。
起動時間やファイルコピーの短さも魅力のひとつ
Windows XPユーザーなら、システムの起動時間が長くてイライラした覚えがあるだろう。そこでLIFEBOOK WA1/R試用機の起動時間を計測してみたところ、電源オフの状態からデスクトップが表示されるまでにかかった時間は約22.9秒だった。アクセス速度の速いSSDを搭載しているならさらに時間は短縮されるが、この結果でもWindows XPマシンよりは格段に速い。
またスリープ状態から電源ボタンを押してロック画面が表示されるまでにかかった時間は約3秒とほんの一瞬。合計容量1GBの1000個のファイルをコピーするのにかかった時間は44.4秒と、全体的にキビキビと動作する。
試用機を使った各種テスト結果 | |
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システムの起動時間 | 約22.9秒 |
スリープ状態からの復帰にかかった時間 | 約3秒 |
1000個のファイル(容量1GB)のコピーにかかった時間 | 約44.4秒 |