7万円台の15型ノート「LIFEBOOK WA1/R」(LIFEBOOK AH53/R)と「My Cloud」でXP環境から脱出! (5/7)
2014年06月30日 15時30分更新
ベンチマーク結果の数字で
「LIFEBOOK WA1/R」の性能を確認
次に、マシンの性能を計測する各種ベンチマークの結果を見てみよう。Windows 8.1の快適さを表わす「Windowsシステム評価ツール」の結果(Windowsエクスペリエンスインデックス)については、CPUの処理能力を表わす「プロセッサ」が「6.4」、メモリーのアクセス性能を表わす「メモリ」が「5.9」、デスクトップの描画性能を表わす「グラフィックス」が「4.7」、ゲームプレー時の3D描画性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」が「4.9」、ストレージのアクセス性能を表わす「プライマリハードディスク」が「5.9」という結果だった。
「LIFEBOOK WA1/R」試用機のWindowsシステム評価ツールの結果 (Windowsエクスペリエンスインデックス) |
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プロセッサ | 6.4 |
メモリ | 5.9 |
グラフィックス | 4.7 |
ゲーム用グラフィックス | 4.9 |
プライマリハードディスク | 5.9 |
2014年6月時点での各スコアの最高点は9.9であることや、LIFEBOOK WA1/Rのスペック、価格を考えれば、CPUとメモリー、ストレージの数値はどれもなかなか健闘しているといえる結果で好印象だ。グラフィックス関連のスコアが低いが、最新の3Dゲームをプレーするのでなければ気にする必要はない。総合的に見ると、Windows 8.1 Updateを問題なく使える性能を備えている。
ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」を試してみたところ、標準的なHDDよりも速くSSDよりは遅い結果となった。前述のファイルコピー時間の計測結果からもわかる通り、実際の利用でそれほど遅く感じることはないだろう。
また文書作成や Web閲覧といった日常的な作業の性能を計測する「PCMark 8バージョン2 Home accelerated 3.0」ではスコアが「1953」と控えめな結果となったが、値段の安い最小構成モデルであることを考えるとやはりがんばっているといっていい。
そして、3D性能を計測する「3DMark」では、意外な結果が出た。「LIFEBOOK WA1/R」はそもそもゲームプレー向きではなく、しかも試用機は非力な最小構成だ。正直なところ、非常に残念なテスト結果になると予想していたのだが、軽めのゲームなら問題なくプレーできるレベルのスコアとなった。
実際の3Dゲームの快適さを計測するベンチマークでも、1280×720ドットの解像度なら普通に遊べる結果だ。バリバリのゲーマーではないが、息抜きがてらゲームで遊ぶことがあるという方なら、満足できる性能となっているのだ。
バッテリー駆動時間について、以下の条件でテストを行なったところ、テスト開始から2時間53分でバッテリー残量が5%となり、休止状態へ移行した。
今回のテストではマシンへの負荷を高くすることで、実際の利用に即した内容となっている。その結果バッテリー駆動は3時間未満という結果となったが、「LIFEBOOK WA1/R」は持ち運び向けのモバイルマシンではないため特に問題はないだろう。これだけ駆動すれば、不意の停電にも十分対応できる。
バッテリー駆動時間テストの条件
- ・電源プランを「省電力」に設定
- ・無線LANはオン、 Bluetoothはオフ
- ・ボリュームは50%に設定
- ・液晶ディスプレーの明るさを40%に設定
- ・液晶ディスプレーの輝度調整機能を無効化
- ・テストには「BBench」を使い、10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化