まずは裁断から!
では早速、「Xperia Z Ultra」のケースを作っていこう。革は今回、オイル漬けの牛革を使っている。価格やサイズも様々なので、好みのものを使おう。柔らかいものは加工しやすいが、スリーブケースには向かないかもしれない。ケースには、ある程度の厚みとコシのある革がいいと思う。記事で使っているものは、2500円くらいで約30×30cmのサイズ。
まずは裁断していく。「革の厚み+Xperia Z Ultraの厚み」を考慮し、Xperia Z Ultraの幅×2より3cm長めに切り出す。この辺りは慣れればアバウトにやっても何とかなる部分だが、正確に計ることをおすすめする。裁断で失敗するともう取り返しはつかない。
革なので、シャープペンシルの芯を出していない状態でなぞるだけでも印がつく。革の裁断は、カッターの刃を垂直に当てるのがポイント。力のある人なら、刃を当ててすっと引くだけで綺麗に切れるのだが、厚みのある革を切る場合は、この切り方には結構な力がいる。また、慣れない間は線が曲がって切れてしまいがちだ。
なのでここでは、カッターの刃を刺してはずらし、刺してはずらし、といった具合に切っていく。万が一断面ががたがたになってしまっても、切り出した後でやすりをかければ、なんとかなる。怪我にだけは気をつけて、あまり細かいことがは気にせずに切っていこう。
(次ページ、「縫い代に穴を開けていこう!」に続く)